samedi 14 juin 2014

貴族の名前のバラ

このところの強い雨続きで、開きかけの蕾や花のついたバラ達は痛い
パンチをくらっていた。 
台風、ゲリラ豪雨、突風、ドカ雪、雹。 高温多湿なアジアモンスーン気候、
プラス、異常気象。 バラ達にいくつもの試練が待ち受けていた。 
日本の横殴りの雨や風にくたばってしまいそうだった。
はっとした。 「このままでは枯れてしまう!」 
何を慌てているんだ! 心を落ち着かせる。
その時、言った。 「立て!立つんだ!ジョー、じゃなくって、バラ達!」 
きびしい励ましに、叩かれても叩かれても起き上がる素直なバラ達だった。 
な~んて、トモロヲさん口調でナレーションしてみました。

梅雨前のコントゥ・ドゥ・シャンボールをアップします。

Comte de Chambord
開きかけたところ。



黄味の少ないライラックよりのピンクは写真にとると色がとびやすく実際より
白っぽく写っています。


オールドローズは枝がひょろ~っと伸びる割に自立しないようなので、
丸く刈ったツツジの茂みの間にもたれかけさせています。 
すると、枝が曲線にたわんでいるので、ツツジの間でお花がボタンを並べた
ようにタテに並んで咲きました。
(写真の上にまだいくつか続いてます。)
ところで、バラ図鑑でバラの名前を見ていると、貴族の称号がついている
ものがちらほらとあるのに気がつきます。 デュシェス・ドゥ・ブラバンとかね。
コントゥ、コンテス、バロン、バロンヌ、デュック、デュシェスなど、 
それぞれ仏語で男性名詞と女性名詞です。 
でも、なぜかマルキとマルキーズはバラではまだ見かけていません。 
ちなみにマルキ・ドゥ・サド、とかマルキーズ・ドゥ・セヴィニエ(ショコラティエ)
が知られてますよね。 
コントゥ・ドゥ・シャンボールの他にデルバールのコンテス・ドゥ・セギュールも
植えてあって、どんどん大きくなってます。 
では、また、ごきげんよう。


jeudi 5 juin 2014

アメリカのバラ

ここ2、3日めちゃくちゃ蒸し暑い日が続いたと思ったら、今度は雨ですか!
モンプティジャルダンのCEOとしてはバラ様達を枯らしてしまわないか
とっても心配。
なんか「植物男子ベランダー」みたくなってきた・・・
"植物男子ベランダーは花が咲いたり枯れてしまったりすることに大げさなまでに
一喜一憂し、世話に翻弄される男のこっけいな姿を描くドラマ"
だとすると、自分は「植物女子ジャルディニエール」と呼べますか。
仏語でジャルディニエが男性名詞で、ジャルディニエールは女性名詞、意味は
英語で言えばガーデナー。
まったく、バラっていうやつ(!)は水や肥料を上げないと枯れるし、上げ過ぎても
枯れるし、じゃあ、いったい「いつやるか?」なんて問答しているうちに、下葉が
黄色くなってきて・・・翻弄されてます。 もぉ~っ!
植物中毒でなくって、バラ中毒にならないよう気をつけなくっちゃ!
現在、バラの一番花はほぼ終わったところで、5月にどっさり咲いたパレードの
写真をアップします。

Parade
この子達、見下ろし目線? いえ、茎の太さにしては花が大きいのでお顔を傾けて
ます。 ひとくくりにして言うつもりはないですが、アメリカのバラって、結構成長が
早くてエネルギッシュなものが多いような気がして・・・と、ふと思いました。
去年植えたのに一気に壁をつたって背が高くなってます。
ロイヤルハイネスやキャプテンハリーステビングスなども勢いよし。
それに、花の大きさが大きくて豪華な感じなのは、やはり、アメリカの大きくて
広ーいお家の吹き抜けのある玄関ホールにどーんと飾った時、遠くから見ても
見栄えがするからかなぁ?


もうちょっとアップで撮ったもの。
バラって日陰で色をとても美しく見せるのもあれば、パレードみたいに
青空にとても輝いて見えるものもありますね。


「今日のお夕食はパレードにしましょう!」、なんちゃって。
花が咲き終わる前に摘んできて室内でしばらく最後の余韻を楽しみます。
その方が、咲き終わってぐた~っとするまで木につけておくより長く楽しめます。
次は2番花がきれいに咲くようお世話しなくては・・・