dimanche 30 novembre 2014

Shabby Chic Shop à Tokyo

千駄ヶ谷と原宿の間にあるシャビーシックのお店に行きました。
ガーリッシュでソフトな色合いが好きな人は思わず引き寄せられてしまうお店です。


以前、シャビーシックの本を買って、もう15年以上は経ったかと思います。
その頃だったか、かなりブレイクしていました。
イギリス系のアメリカ人デザイナー、レイチェル・アシュウェルが
ウエストコーストで展開したインテリアの世界。 
お店の中を巡っていると、目の前にカリフォルニアの海が広がる景色を眺めながら
こんな建物で暮らすのもいいだろうなぁ、なんて想像してしまいます。
ウエストコースト、やっぱりいいよね。


シャビーシックという名前の通り、あえて、ペンキの塗り方とか、一部
はげていたり、欠けていたり、タイルをはがした跡ありで、ヴィンティジ感や
「使いふるしたいい感じ」を味わいとしたスタイル。
ファブリックもわざと脱色して何度も洗ったような色合い。
できたてのピッカピカでない洗練というのか。
まぁ、あえて洗いざらしに作ったジーンズの魅力と似たテーストと言えるでしょうか。
建物でもディズニーシーとか、わざとエイジング加工してありますよね。
ただ、アングロサクソン系の方がフレンチ的なよさを採り入れたスタイルであって、
イコール、フランスのインテリアではないということは言っておきましょう。 
フランス人もこういうテースト好きな人結構多いです。



店内のあちこちに柔らかな色合いのお花、バラがさしてあります。
パステルトーンのバラがとても映りのよいインテリアです。


このアメリカンなビッグサイズ、かつ、ふわふわピンクが、何とも言えずいいです。
小さなサイズでピンク色のいわゆるプリンセススタイルは日本にもよくあります・・・
こんなソファでごろんちょ、うとうと居眠りして優しい夢でもみたい。
ふんわり淡くて甘いマシュマロとかシャーベット色って好きかも。
そして、なぜか、あれを思い出しました、あれを・・・。


ふわふわして優しい色合い、ノスタルジックな感じ、共通してます。 
コットンキャンディーは万人受けし、子供達が大好きなもの。
なんか幸せ感漂ってて、いいなぁ。
(あ、でもダークな癒しの色合いも好きですよ。 アジアンテーストとか。)
で、お店で、散財の心配のないプライスの、カップなどを買いました。 
あまり長くいると、危険なので、もう少しいたいと思いつつでました。 


こちらはシャビーシックのイメージにぴったりのラブリーな店員さんが
下さったお花。ふわふわして可愛い上に、とても長い間花持ちしました。

vendredi 21 novembre 2014

バラ園芸、手芸、色々

冬に向かってだんだんリアルタイムに蕾をつけているバラが少なくなってきました。
「バラがちらほら咲いている様子は刺繍柄のようだな」、なんて思っていたら、
昔買った刺繍糸を思い出して、奥深~くしまってあった手芸用品の箱を出してみました。


子供の頃、小学校から中学校にかけて、いろいろな手芸がはやるたびに、
材料を買って、作ったものですが、数えてみると10種類以上のものに手をつけていました。
中でもリボンフラワーなどは、リボンだのワイヤーだの電気ゴテだの用具を
いろいろ揃えたものでした。 手芸って、材料がほんとに色とりどりで、そこに
はまっていたようです。 小さい頃から色とりどりなのが大好きでした・・・
(祖父母が手塩をかけた和洋折衷の色とりどりの庭が原風景となっています。)
ずっと眠っていた古い刺繍糸だけど、澄んだ色合いはいつまでも変わらないなぁ、
と思ってよく見てみると、


「あれっ、これってフランス製だったんだ!」、ということに気がつきました。
そこら辺の手芸屋さんで売っていたものですが、この澄んだ色合いは
フランスの色だったんですね。 
小さい頃から印象派の絵にも馴染んでいたし、知らず知らずフランスの色合いに
引き寄せられていたように思います。


こちらは仕事で使っている色鉛筆やマーカー。
色鉛筆はイトーヤさんや世界堂でスイス、ドイツ製のものを買います。
フランス製のものは売ってないというか、フランスでもスイス、ドイツ製のものが
売られていました。 パステルはフランス製。


こちらはだいぶ前にフランスで買った戸外で水彩画を描くためのキット。 
片手の手の平で持てるように、後ろ側に指を入れるリングがついています。
中学から高校にかけて油絵(とデッサン)の教室に通ったものですが、今と
なっては水彩画の方が気軽だし、淡い感じ、透明感が好きです。


フランスには、こんな素敵な水彩画や絵画、風景写真のハガキが街角の
あちこちのお店に売られていて、いつの間にか沢山集まってしまいます。
気候のいい季節に、戸外でこんな感じにさらっと水彩画を描きたいものですね。

vendredi 14 novembre 2014

そよ風のバラ

今週はイヴ・ピアジェが豪華に咲いていました。 繊細系でダメージを受けやすい
のかと思っていましたが、意外とよく咲き、花持ちします。 
そのうち、いろいろあるイヴ・ピアジェシリーズにこりたくなってしまいそうです。
薄いピンクのやクリーム色やワイン色など・・・とても魅力たっぷりのバラですね。
今日はリアルタイムに咲いているバラがないので、また、5月に咲いたバラに
ご登場いただきます。 ゼフィリーヌちゃんです。 よろしく。

Zéphirine Drouhin
しかし、飽きずによくローズピンクが登場するね、っていう感じですが、
いいんです、これだけは好きなものを集めさせてください。
なぜだろう?今まで一度も何かにマニアックになったことは
なかったんですがね・・・好きなものは好きなんです!
で、ゼフィリーヌ・ドル―アン様はオールドローズでつる性があり、
壁に這わせてます。


パレードと似たような色ですが、香りはこちらの方がよく香ります。
パレードは四季咲きですが、こちらはオールドローズの一季咲きです。
花弁数はあまり多くないのですが、ひらひら、フリフリ(ル)して可憐です。
風が吹くと、そよそよと軽やかに揺らぎ・・・ゼファーはそよ風ですから、
そよ風のようなゼフィリーヌちゃんです。
この方も新苗から育てて上手く行って、枯れずに育ち続けてくれています。
だけど、時々梅雨後とかに、ばさ~っと葉を全部落としたりするので、
ドキドキはらはらさせられます。 でも、しばらくすると、またいつの間にか
緑の葉っぱを沢山つけていて不思議なものですな。 まったく!


子供の頃、澄んだきれいな色の刺繍糸で刺繍するのが好きでしたが、
バラを見ていると、ふと、刺繍柄を思い出します。
ピンク系や赤系の他に黄色系もいろいろあるんですが、なかなか咲いて
くれないんです。 来年にでもご登場願いましょう。 
では、Bon weekend!

dimanche 9 novembre 2014

打ち明け話をするバラ

バラの花は春、夏、秋でそれぞれ大きさや形、花弁の枚数、色に変化があり
面白いです。 今日ご登場のバラもその時々で咲く表情がいろいろに変わります。

Confidence
コンフィダンス。 1951年フランスメイヤン社作出のハイブリッドティーです。
フランス語で信頼、とか、打ち明け話という意味があります。
夏はピンクみがなく、クリーム色で咲いていました。 上は9月に咲いた時の写真。
バラ図鑑でみるような薄桃色になってきましたが、結構ピーンとした剣弁型でした。
そして、今週。


それまで剣弁で咲いていたのが、ひらひらっとした、ややフリルががった
半剣弁で咲きました。
弁底に淡い黄色が入っていて、季節よって、そのかかり具合が変わるようです。
果物で言うと、白桃から黄桃手前のような淡い色合いです。
もう一枚。


晴れた日もいいけど、曇った日も優しくしっとりした表情を見せます。
ふわっとひろがり、おおらかで、ちょっとオールドスタイルな感じだけど
優雅なバラです。 そこはかとなく香り立つ芳しさがあり、おしとやか。
そういう女性に打ち明け話をしたくなるのでしょうかね? うふふ?
この晩秋に、後、どのバラが咲いてくれるでしょうか・・・
植え替えだの、剪定だの、寒肥だの、つるバラの誘引だの、これから
寒くなっていく中いろいろな作業が待ってます。
夏の間は散々汗をかき蚊にさされて作業したものですが、今度は寒さと
闘います。 バラ女王様(ご主人様)に翻弄されながらお仕えする
ジャルディニエール(仏語で庭師)でした・・・。

dimanche 2 novembre 2014

フレンチオールドローズ

蕾さん達が大きくなってきてはいるのですが、気温が低くなってきたので、
夏の時のようにぱっと開かず、しばらく蕾のままスタンバっていらっしゃいます。 
なので、ちょっとこの5月に咲いたバラでもアップします。

Louise Odier
オールドローズのルイーズ・オディエ。
オールドローズってデリケートで育てるのが難しいのかと思っていましたが、
植えた場所が良かったのか、ぐんぐん大きくなりました。
しかも大苗からではなく、新苗から大きくなってくれたので嬉しかったです。
新苗から地植えで育てるのって、アマチュアとしては、若干冒険です。
ハイブリッドティーは悲しくもいくつか失敗してしまった経験が・・・。
やっぱり大苗にしとけば良かった~、なんて後で思いました。
でも、デルバールや以外にもオールドローズは新苗でも伸長力があって
植え場所を間違えなければすくすく育ってくれます。(バラはお陽様が大好き)


光の当たる方向により色の表情が変わるのがお花を眺める楽しみの一つです。
オールドローズってバラ図鑑で見ていると、大半の品種がフレンチですね。
バラを国花とするイギリス人の前では言いはばかりますが、やっぱり、
フランスが歴史的に言ってもナンバーワンのバラ大国だ、とフレンチローズ
大好きなジャルディニエールはこっそり心の中で思う・・・。 うふふ? 
もちろんイングリッシュローズも好きだで!
ちなみに、今モンプティジャルダンのバラ品種数国別ランキングは、
№1 フランス 断トツ!
№2 イギリス イングリッシュローズ好きです?
№3と№4 がくっと減って、ドイツとアメリカ。
でした~!
ま、お花の好みは人それぞれってことで、軽く流してくださいね。
(多種多様な価値観に寛容になる時代の日本ですので)
私にとってパンとバラは誰が何と言おうと世界でフランスが一番なんです~っ!!
おっと、いけない、忘れてた!チーズとパティスリーもです!!
ワインは下戸なのでノーコメント・・・


ルイーズ・オディエは中輪でポコポコと咲いてくれます。
左端にちょこっと見える朱色がかったピンクのバラはラデュレです。
ラデュレのラズベリーマカロンとほぼ同じ色をしているので
間違えて食べてしまわないように注意しましょうね・・・