dimanche 27 décembre 2015

ヴェランダで気軽に楽しめるミニバラ

ここの所、毎朝、紅葉したモミジの落ち葉掃きをしています。
古いモミジの木があって、その下は落ち葉で黄色から、オレンジ、赤、エンジと
グラデーションがかかった絨毯のような色合いになります。
こんなに掃いていて目を楽しませてくれるお掃除はそうありません。
掃き集めていると、コーンフレークをかき混ぜる時のような、カサカサっと
軽やかで優しい響きがします。
落ち葉の山に顔を近づけてみると、なんとなくカステラの木の箱のような
ちょっぴり甘い香りがします。
さて、モンプティジャルダンのバラ様達はそれぞれヴァカンスをおとりに
なりだされていらっしゃいます。
フランス人でさえ羨む3カ月ほどの長期休暇。
でも、ダムドゥシュノンソー様やウエッジウッドローズ様などはまだお働きに
なりたいのか、これから咲きだす蕾をいくつかつけています。
1月になったらさすがに強制休暇をとらせようと思いますわ・・・ホホホ

では今日は冬も元気なミニチュアのバラさんに登場してもらいましょう。
White peach ovation  De Ruiter
実はミニチュアのバラってあまり関心なかったのですが、家の外壁のプランターに
何かお花を植えよう、と思った時、定番のゼラニウム、ベゴニアは今一、ピンと
こなくて、ミニバラにしてみようか、と思いついたわけです。
それに一年草の寄せ植えだと、頻繁に替えなくてはならなそうで、ちょっと面倒
ですが、バラなら長持ちするだろう、という動機。
実際見てみると、小ぶりで嬉々とした感じが陽気で可愛らしい。

こんな子がいたかと思うと、

こんな子もいたり、

最初から珊瑚色の子もいたり。

お陽様に当たる具合いで色がクリーム色から珊瑚色に変化します。
ヴェランダで日光浴して日焼けでもしますか、っていう感じのミニバラさん。
それに夏のヴェランダの床は焼けるようですが、高さが高く成長しないので、
床から離して置けばよく、気が楽です。
ミニバラもいいね!
もう1つ新入りのミニバラがあるのですが、それはまたこの次に。
それでは、良い年末を!
Auf wiedersehen! Tschüss!
Oops! Ich wünsche ihnen alles gute für das Neue Jahr, Gesundheit, Glück und viel Erfolg!!!
忘却の彼方にあったドイツ語で来年に向けてのご挨拶。 来年もよろしくね!

vendredi 18 décembre 2015

その魅力にふと気付く殿堂入りのバラ

今年もあとちょっとになってきましたね~っ!
一年を振り返ってみると、服はほとんど買わなかった替わりに、
いつの間にかモンプティジャルダンのバラがかなり増えてしまいましたわ~っ!
とうとう、「いい加減にせよ~っ!」とばかりに天罰がくだったのか、
10月以降、何度かバラ様達のお世話をしていて痛い目に合ってしまいました。
まずはハロウィ~ンを前に枝で白眼に擦り傷を負い、更には蚊だかブヨの類に
片目のふちを刺され、腫れあがり、顔がメイクでなく本当のゾンビ状態になった。
そして11月に再び、今度は両目のふちを刺され、腫れあがり痛くて苦しかった!
とどめ!と言う感じで今週初め、片目のふちを刺され、腫れあがり辛かった!!
このアンポンタンっ!!!(フランス語の響き)、と自分にどなる。
こんなこと生まれて初めて! 今までこんな狂暴な蚊だかブヨの類はいなかった。
音を立てずふわ~んとやってくるんです。 
刺されると3日間はとても苦しい思いをするんです。 あ~辛かった・・・ぐすっ。
いろいろな肥料にまぎれて新しい虫を連れて来ちゃったのかもしれない。
自然をなめてはあかんぜよ!でした。
アンポンタンなばかりか、師走にスカンピン(フランス語の響き)になった私。
さてと、気を取り直して、今日のバラさんに登場していただきましょうか。
サリーちゃ~ん、出ていらっしゃ~い!!

Sally Holmes
今頃のサリーちゃんは色が濃くなっています。
淡いオレンジがかったピンクで開き、だんだん色が薄くなってきます。



同じような写真だけど、この透ける花弁の感じが魅力的!
実は、サリーちゃんの魅力にそれまであまり気が付いていなかった。
自分の選択ではなく庭のまん中に植えられていた。 
わさわさうるさく感じ一番目立たない塀の端っこに追いやって移植した。
すっかり放置状態だったが、生命力が強いようで、カイガラムシにやられながらも
けなげにひょろひょろっと枝を伸ばして咲いているではないか。
ふと、お陽様に透けた一重の花弁や黄色のシベに何とも言えない魅力を感じた。
ようやく殿堂入りということがうなづけたのであった・・・

5月のサリーちゃんで~す!
オレンジ色の蕾が爽やかです。

春は淡いオレンジ味を感じるクリーム色の花弁です。
シベがかわゆし。

サリーちゃん、サリーちゃんと言っていたら、ふとあの曲を思い出してしまった・・・
シェアさせてくださ~い。



超なつかし~っ!
Sally is gone! But my Sally Holmes is not gone! She is blooming!

では、またね!ごきげんよう!


lundi 7 décembre 2015

アメリカの豪邸に映えそうなバラ

地球温暖化の危機にさらされる今日ですが、暖冬のおかげで
12月一杯はバラが楽しめています。
真夏よりよっぽど良い花を咲かせてくれます。
花数はずっと少なくなりますが、その分、蕾は時間をかけてゆっくり大きく
なって行き、開くと色が濃く、形もよく、大きく、なかなか散りません。
寒空の下、ポツリポツリとバラ達が咲いている姿にはとても風情があります。
今日はアメリカのHTさんに登場してもらいましょう。

Captain Harry Stebbings
蕾がどんどん大きくなって行き、いつ開くか、いつ開くかと思っているうち、とうとう
咲きました。
ドカ~ンと、巨大輪と言っていい大きさで開きました。
これなら京成バラ園にも負けないぞ!キキキ・・・


花弁は光沢があり、つやつやしてシルキータッチです。
このバラはどの花もくずれることなく、剣弁高芯型で咲くHTです。
鮮やかなフューシャピンク。
ハリー君を含め、モンプティジャルダンにいるアメリカのバラはHTが多いことに
気が付きました。(小さな庭に叩き込まれて可哀そうだが)
そして、頭の中は空想の世界へとトリップして行きます・・・
舞台はアメリカのどこか。
ドカ~ンと大きな庭の前にババ~ンと豪邸が佇む。
庭にはふっかふかの青い芝生が敷き詰められ、その中に、巨大輪のHT達が
広々としたスペースをとって植えられている。
悠然とした姿でそよ風にゆらゆらと揺らぐ巨大輪のバラ達。
家の主が豪邸のテラス階段から下りてきて、巨大輪に手を触れる。
It's gorgeous, isn't it?
そして、夕刻のカクテルパーティのために、沢山のこれら巨大輪達を摘ませ、
ドド~ンと大きな円形の吹抜けがある玄関ホールの丸テーブルの上のでっか~い
花瓶に生けさせるのであった・・・
ふぅ~っ、想像すると溜息がでますわ。


もう一度、ハリー君です、よろしくね!
派手!華やか!豪華!鮮やか!やはり、こうした要素はバラらしらの1つでんな。
でもちっちゃい可愛らしい子も好きです。
ヨーロッパのバラも好きだけど、アメリカのバラの鷹揚な感じ好きだな。
Take it easy!  Don't worry, be happy!
Ooh, ooh ooh ooh oo-ooh ooh oo-ooh ooh ooh oo-ooh...
それでは、またね! ごきげんよう!