samedi 5 novembre 2016

横浜イングリッシュガーデンへ行く~秋バラ

今年6月以降のMPJ(モンプティジャルダンの略)を振り返ってみると、超蒸し暑い日々が延々と続いたり、雨や急な寒さや日照不足が続いたりで、バラさん達は悪天候の影響をもろに受けて不調だったので、あまりアップすることができなかった。
なんで、時々、東京から近場の行ったことのないバラ庭園を訪問してみるなどして楽しんでます。
ここのところ久しぶりにすかっとした晴天の日が続いているので、横浜イングリッシュガーデンを訪れました。
そこは住宅展示場を横切った所にありました。
「おおっ!秋バラなのに、こんなに沢山咲いている!」、と言うのが到着一番の感想。

「私達、光り輝いているでしょ!」、とばかりに見事に満開の黄色やオレンジのバラさん達。


こちらは、光と影の中で風にひらひら、揺ら揺ら戯れる可愛いバラさん達。
名前が知りたかったのだけど、タグが見つかりませんでした。


わおっ! これは今年の春、三越チェルシーガーデンで小さな苗をゲットしたレディーエアルームではないか!!lady heirloom
人の背丈くらいのシュラブです。 こんなに大きくなるんだね。


こんなバラの木陰のベンチに座って、香りを楽しみながら、ぼーっとして過ごすのもいいですよね。


おーっと! ソフトピンクのバラさん達が咲き揃っていてとってもきれいなので、一緒にスナップショットをパチリンコ。


きゃ~っ! こちらは両側に背丈くらいに咲き揃った赤いバラオンリーで囲われた小道が続きます。
ここでロマンティックな生のヴァイオリンの演奏でも聞こえてきたら最高!!・・・だろうな♡♡♡
秘密の花園感たっぷり。

超満足なバラ園でした。
ぜひ春にまたYEGを訪れたいです。
それでは、またね!ごきげんよう!!


lundi 24 octobre 2016

山梨の桔梗屋工場とハーブ庭園へ行く

先週、勝沼周辺を巡る日帰りバスツアーに参加しました。
まずハイジの村でカボチャ料理づくしの(ハロウィーンなので)バイキングランチ。
かぼちゃ入りほうとう、かぼちゃサラダ、かぼちゃフライ、かぼちゃグラタン、
かぼちゃポタージュスープ、かぼちゃプリン、あとなんだっけな?忘れた・・・
次に、桔梗屋さんの工場へ行きました。
そこでアウトレットの信玄餅詰め放題イベントに参加。
詰め放題と言っても、小さなビニール袋を渡される。
ここに何と22個だか詰め込んだ方がいらっしゃいました。
このビニール袋を詰める前によ~く横に伸ばすと入るらしい。
私は16個。 ここのところ毎日信玄餅を食しています。
信玄餅の黒蜜ときなこの素朴な組み合わせに最近はまっています。
自然な風味がいいですね。
で、信玄餅の兄弟姉妹達もいただきました。
信玄プリン、信玄ゼリー、信玄アイスプレミアム。
信玄アイスプレミアムは超いけてます。 信玄ゼリーも美味し。 
工場では皆様一心に信玄餅の風呂敷づつみを結んでいらっしゃいました。
先ほどのビニール袋もそうでしたが、小さく結ぶのって指先の器用さを必要とされますよね。
その後、 ハーブ庭園に行きました。
丁度コスモスの花が満開でした。
 
 
コスモスのお花畑。
東京で暮らしていると、お花畑という言葉がとても珍しく、愛しい響きに感じます。
それにこちらは空気も東京よりずっときれいだし。 いいなぁ、山梨・・・好きです。
庭園内をガイドのお兄さんが(若者)お笑い芸人みたいにテンポよく皆を笑わせながらいろいろなハーブの説明をしてくれました。
園内のハーブの優しい香りにとっても癒されます。 バラ園コーナーもありました。
ここで販売しているゼラニウムを使ったクリームを買いました。
ほんのり優しいハーブの香りに、優しいつけ心地。
そして、お値段もお財布に優しい。
アトピーの人にお勧めとのことでした。(さくらももこさん推薦だそうです。)
もうちょい、コスモスのお花畑の画像をどうぞ。
しっとりとしたダークカラーで、おいしそうな色でもあるチョコレートコスモス。
ティールームにてパンプキンタルト(かぼちゃデー)をいただいた後は、
最後に庭園内に引かれた温泉の足湯に使って、ほっと一息。
硫黄の香りがする温泉の温度はかなり高めでしたが、血の巡りがよくなりました。
楽しいバスツアーでした。
皆さん、東京近郊のお出かけとして、ハーブ庭園はおすすめですよ!
♪かぼちゃのちゃちゃちゃ、かぼちゃのちゃちゃちゃ、
かぼちゃかぼちゃのちゃっちゃっちゃっ!♪
Enjyoy Halloween!
それでは、またね!


mercredi 13 juillet 2016

軽井沢レイクガーデンに行く

前回のバラクライングリッシュガーデンに続いて、初めて軽井沢レイクガーデンを訪れました。

こちらは庭園のエントランスです。
色とりどりの寄せ植えが美しいです。

園内には数限りないイングリッシュローズやフレンチローズ、オールドローズが植えられています。
行った時は、ちょうどイングリッシュローズが見事に咲き乱れていました。
20世紀のバラ園というと、ハイブリッドティーが主役でしたが、ここはシュラブや
ランブラーづくしの21世紀のバラ園という感じです。

イングリッシュローズの多くは枝がしなやかで、ふんわりとした緑の茂みを作り、そこにお花が無数につくので、HTがお庭に点と線を構成する感じだとすると、ERはヴォリュームのある曲面を構成してくれますね。

Saint Cecilia
う~ん、爽やかなアニスの香り。 これがミルラ香というものですね。
好きになっちゃいます。

これは何だったか忘れましたが、やはりイングリッシュローズで一杯咲いていました。

wild eve
こちらはたぶん、ワイルドイブだったと思います。
少しワイルドな咲き方で素敵。

改めてイングリッシュローズの魅力を十分に満喫しました。
デヴィッド・オースチンがバラの歴史に果たした功績は大きいとつくづく感じました。

園内にはバラばかりでなく、様々な草花や木々が植えられています。
高原植物の繊細な美しさを久しぶりに楽しみました。

歩き疲れたところで、ティータイム。
全てバラ模様づくしのカフェテーブル。 
「いやぁ~ん、かわゆ過ぎる~っ!」・・・と言う感じ。
スイーツとバラ好きにはたまりません。
バラを眺めながらスイーツが至福の時女子なんです。(ププっ!)

砂時計もバラ模様でした。 溜息・・・


遠くない所にあるタリアセンのイングリッシュローズもまとめて見て来ました。
こちらもやはりシュラブとオールドローズばかりで、野性味があります。

緑で覆われたアーチ。
向こう側へと惹き込まれます。
何となく、もしかしたらポール様?のような葉っぱがぴよよ~んと飛び出していました。
開花した時また訪れてみたいものです。

両側にバラが咲き乱れる小道。
このまま、ずーっと、果てしなく、どこまでも歩いて行きたい・・・

eglantyne
エグランティーヌが咲きほころんでいました。
同じ品種を何株もだ~っと植えてあり、連続する美しさと芳しさに、なんて贅沢なんだろう、と思いました。
同じものを何本も植えられる広さ・・・ 羨ましい限り。
モンプティジャルダンには同じ品種がほとんどありません。
あるのはこりゃ、枯れる!と確信してスペアを取り寄せたのが2~3種。

こんなにたっぷり大きなお花が沢山つくようになるといいなぁ。
これからのバラ育ての目標となりました。

それでは、またね! ごきげんよろしゅ~っ!

samedi 2 juillet 2016

バラクライングリッシュガーデンに行く

東京と違ってもう少し標高の高い涼しい高原では、6月中旬から7月初旬が
バラの見頃とのことで、バラクライングリッシュガーデンに初めて行ってきました。

Barakura English garden

透明感のあるバラの花と葉の緑で覆われたトンネルは心地よいですよ~!!!
ポールズヒマラヤンムスクでしょうか。
ふんわり優しい。
オールドローズランブラーって風情があっていいですね。


奥の青いベンチがフォーカルポイントになっていて、おしゃれです。


園内のあちこちにイギリス製の素敵なガーデンファーニチャーが散りばめられ、
それぞれフォーカルポイントがしつらわれています。
年月が経ちヴィンティージ感の出ているところに味わいがありますね。
なんだかイギリスにいるような気分になってきました。


たっぷりしたオールドローズのオベリスクも見事です。

Sir Paul Smith rose and golden acacia tree
こちらはアリスの世界をイメージしたお庭で、ガゼボがとってもラブリーです。
サー・ポールスミスの華やかなピンクのバラにバックのゴールデンアカシアが美しい。


こちらはポール様を誘引した6角形のガゼボ。
こんな夢のようなガゼボで毎日午後のお茶など楽しめたらいいだろうな~。
すっかり気に入ってしまいました。

Paul's Himalayan Musk
ひゃ~っ!!! うっとりみとれてしまいますわ~っ!!!
お空に向って花雲のように、ふわふわ、ふわふわ、・・・桜にも似ています。
桜もバラ科に属しているわけだし、なんだか遠い親戚のように思えます。

このポール様はカフェテリアの前の壁面にもず~っと誘引してありました。
そこでぽけーっとポール様を眺めながら、お茶を飲んでおりましたら、
自分の目に不思議な現象が起こりだしたのです。
小さなハート型をした虹色のシャボン玉が沢山目の前でプカプカ浮遊しだして、
現れては、はじけ、はじけては、現れ、・・・
もしかして、自分は天国に近い所にいるのではないか?
という、錯覚がしてきました。
ここでず~っとポール様を眺めながら、ミルクティーとクッキーさえあれば、
後は何もいらない・・・
魔法にかけられたかのように、すっかりポール様の虜になってしまったのでした。

4時をまわったところで、バラもふわふわ、心もふわふわ、足取りもふわふわ、
そろそろ園内を出ようとしましたところ・・・
出口付近でこんな子に遭遇したのでございますよ。

Ghislaine de Féligonde
ギスレーヌ様です。
なんておしとやかでおおらかなレディーですこと!!
このお方にも惚れ惚れしてしまいます。
ソフトなオレンジがかった蕾に淡いクリーム色のお花でしべも可愛い。
そして! なんと、また、あの病気を発症してしまったのです!!
バラ苗ほしい衝動病・・・Oh, my goodness!!!
出口を出かけたところだったというのに、また引っ返して、苗売り場に
た~っと足が向かってしまいました。
ギャ~ン!! またしても想定外のバラ苗のお買い物をしてしまいましたわ!!
ええ加減にせんか~っ!!! と天のお声が聞こえてきます。
そんなわけでpeter beales社からの輸入ものだというギスレーヌ様の苗が
現在モンプティジャルダンの片隅につつましくしておられます。 
来年の春が楽しみだなぁ~っ!!!

ついでにバラクラのセレクトショップで焼き立てスコーンやイギリス製の
スイーツ類もこうて参りました。 


手前まん中はバラクラベーカリーの4種のスコーン、左奥はレモン味のファッジ、
クランベリーが一杯入ってチャンキーなクッキー、右手にセヴィリアオレンジに
ウイスキーの風味付けした苦みが美味しいマーマーレード。
朝、スコーンをカリカリにトーストして、半分に割った所にクロテッドクリームと
マーマレードをたっぷり塗っていただきます。
市販で売っているスコーンはぼそぼそしていたりしますが、こちらはサクッサクで
とても美味です。
血糖値が一気に上昇するで~っ!!! ロカボどころでありませんな。

nahema, beverly, sonia rykiel, rose de molinard...
モンプティジャルダンの2番花達を摘んできました。
チョキンと切って、ただゴブレットにさすだけですが、テーブルがとたんに
明るくなります。
バラクラ、バラのある暮らしって、人の気持ちをアップしてくれますね。
落ち込んでいる時などはローズ&ハーブセラピーは相当効力がありますよ。

では、またね!!
皆様お達者で~っ!!!!!


jeudi 16 juin 2016

印象派画家のバラ

梅雨に入ったところで、曇りの天気がつづいてます。
ぼちぼち小さい鉢に植えてあるバラさん達を鉢増ししたり、
お礼肥や薬剤散布を始めるところです。
だんだんバラ育ても要領をつかめてきたかなと思う今日この頃。
前よりだいぶ失敗が少なくなってきました。
オールドローズもイングリッシュローズもデルバールやギヨーローズ、
その他1990年前後以降のシュラブローズも、負担をかけることを
しなければ、育てるのはそれほど難しくない。
問題はハイブリッドティーローズだ。
この子達は基本的に広くて木陰が生じず、良く陽が当たり、風通し良く、
水はけのよい所、つまり環境がとても整ったところでないと不調になりやすい。
20世紀のHTはことに。
それにしっかり間隔をとる必要があるので、モンプティジャルダンのような
小さな庭での地植えはなるべくやめることにした。
ほぼHT=鉢管理にシフトしつつある。

さて、今日のモンプティジャルダンでは育てやすく、樹勢の良い
デルバールローズさんをお呼びします。
「お~い! クロード・モネ!」
えっ!あの印象派の巨匠ですか?
いくらフランス人とは言え、大胆なネーミングでないすか?
でも、レオナルド・ダヴィンチだって、なぜあのフラッシュピンクが
ダヴィンチなのかよくわからないし、まぁいいか。

Delbard Claude Monet
柔らかな黄色と明るいピンクの絞りです。
ペロペロキャンディーの色使いでかわいいな!きゃっ!きゃっ!
蕾ちゃんも丸っこくて二色の飴玉のようでかわゆし。


若干絞りがあまりよく写っていないショットですがアップでどうぞ。
デルバールローズはやっぱり真っ青な空に映えるバラだよね。
オールドローズやイングリッシュローズはやや曇りの日や半日陰のところで、
しっとりとして見えるものが多いですが。


ラヴェンダーと一緒に、フレンチな感じを楽しみます。
バラのコンパニオンプランツには紫や青のものがよく映えますよね。
ついでにラヴェンダーにフォーカス。

lavande grosso
今が一番花盛りの時。
この香り大好き、癒されます。


紫系、青系の色はこのような小花が好きです。
爽やかでいいな。

さぁ、これからまた、草むしりでもしなくっちゃ。
これからの季節は蚊から身を守るため、防護メガネやら防護ネットつき帽子を
つけて武装します。
去年はブヨの類にやられてひどい目にあったので懲りごり。

ではまたね! ごきげんよ~!!




mercredi 8 juin 2016

ピンクレディーなバラ

バラのいいところは、春一斉にわ~っと咲いた後、それで終わりでないこと。
一季咲きのバラは春2カ月くらいの間咲いて終わるけれど、
返り咲きで秋再び咲くバラもあれば、四季咲きや繰り返し咲きで冬まで
何度も咲くバラもある。
早咲きのバラもあれば遅咲きのバラもあり、あっちが咲き終わったかと思うと
今度はこっちが咲きだし、順々に目を楽しませ続けてくれる。
ピンク色系中心に限りなく色のヴァリエーションに富んでいるバラは
ピンク色好きを魅了してやまない。
好きなものというのは、理由もなければ、年齢も関係ないものだ。

モンプティジャルダンにてピンクレディーと呼びたくなるストライクなピンク色の
御婦人が咲きましたところで、おめみえしてもらいませふ。

Guillot Chantal Mérieux
シャンタル・メリュー様です。
ここのところ曇りの日が続いているので、ピンク色がデジカメを通して
実際の色より白っぽく脱色して写ってしまっております。


こちらは、比較的実際の色に近く写っております。
彩度が高く、澄んだ発色の良い色。
遠くから見てもぼやっとしない色合い。 この華やかさはやっぱりフランスのバラ
だなと思います。


花弁に切れ込みが入っていて可憐です。
ギヨーのバラはデルバールとはまた違った魅力があります。


ピンク色って、桃色やサーモンピンクのように黄色みがはいった色に対し、
黄みが少なく青みを感じるライラックを帯びたピンクがあるとすると、その両方の
中間あたりのピンク色です。


ギヨーのお花は花弁がきれいに整っているものが多いように思います。
この冬地植えにする予定。


雨にぬれた姿もかわゆし。


バラさんは今もちきりになっている東京の政治家のドロドロした人間模様を
何も知らず、永遠に清純な姿で人の心をいやしてくれる・・・。
テレビを見たら、スムーズに書道するのにシルクのチャイニーズドレスを着たり、
家族旅行中に宿泊ホテルで会議をしたり、人間ってなんて奇妙な行動をする
生き物なんだろう、とバラさんはきっと思うかもしれない。

では、また次回! ごきげんよ~!!

jeudi 26 mai 2016

家宝のバラ

思い起こしてみると、庭にバラを植えようと思って、初めてバラ苗を買ったところは
三越の屋上にあるチェルシーガーデンであった。
その時はサマーレディとラフランス、名前は不明になってしまったオールドローズを
買った。
あのオールドローズとっても繊細で好きだっんだけど、初めの頃って以外と
名前に無頓着なもんで、タグをすぐ捨ててしまったので、とうとうわからずじまい。
薄くて透明な桜色の花弁を沢山つけ、クォーターロゼット咲きで、枝は沢山の赤い
小さな繊毛だか棘だかに覆われていた。 バラ図鑑で探しても見つからない。
何度か移植してダメージを与えてしまい、何年後かに枯らしてしまった。
それからしばらくのブランクの後、ここ3~4年、趣味のバラ園芸がヒートアップして
いるわけだ。
ちなみに、その前にヒートアップした趣味は、ゴルフ。
ちょうど、遼君の活躍の報道がにぎやかだった間。
マイブームが過ぎ去った今、冷めた目でみると、ゴルフってなんて不経済な
スポーツなんだろう、と思う。 強い紫外線で日焼けがシミのもとになるし。
当時は月1回のラウンドを目標としていたが、春、秋各2回の年4回も行ければ、
上出来なんじゃないかと思える今日この頃。
そうそう、それで、話題をもとに戻すと、何年ぶりかで、つい最近、三越の屋上の
チェルシーガーデンに、ふらっふらっと、さまよいこんできてしまった。
この老舗デパートの屋上は昭和の香りが漂い、レトロで懐かしい感じ。 
ほどよい上品さもあり、好きな場所だ。
バラ園をひとまわりしたところで、気になるバラがあった。
有島様がデスクにお座りになっているお姿がそう遠くないところに見える辺りの
テーブルに置いてあるバラだった。
なんとも美しいピンク色。 澄んで発色よく、派手すぎず、大輪で花弁がぎっしり。
イングリッシュローズだと満開になると、ちょっとはたくとばさばさっと花弁が
落ちたりするが、とんとんとはたいてみても、一向に落ちる様子がない。
聞いたこともない名前のバラで図鑑でも見たことがなかった。
そして、思い切って、この苗を持って有島様のデスクまで行き、どんなバラなのか
尋ねてみた。
すると、「僕がアメリカの個人の育種家のところで見つけてきて、日本ではあまり
でまわっていない希少品種で、おそらくここでしか売っていないんじゃないかな」、
とのことであった。
これは何だか買って帰らないと後悔するような気がして、想定外のバラの
お買いものをすることになったのであった。

と言うわけで、前置きが長くなってしまいましたが、今日のバラさんに登場して
いただきましょう。
「御婦人!でていらっしゃいまし!」

Lady Heirloom
入口のところに置いておくと、これぞウエルカムローズとばかりに、
「いらっしゃいませ~」とお辞儀をしている姿に見える。


もっと近寄ると、「あんた達、一体何をのぞきこんでるの?」と聞いてみたくなる。
そして、ひょいっと持ち上げてみる。


薄い花弁が一杯! ずっしりしてます。 支える茎はほっそりしていますが。
葉っぱは明るい黄緑色。


モンプティジャルダンの一員のアラン・ティッチマーシュにちょっと似てなくもなく、
ひとまわり、ふたまわり大きくしたような。


この色ずるずると魅かれていってしまいます・・・。

ここでバラを愛好するロザリアンとして、散文を一発!

私にはお金がない。
財産もない。
宝石もない。
高級ブランド品もない。
ましてや、公費でセレブな生活をする地位もない。
(都民は怒っています。)
ないものを枚挙したら暇がない私。
でも、でも!
私には家宝がある!
御婦人「家宝」という名のバラが。
婦人画報みたいで紛らわしいが。
咲いては枯れ、枯れては咲くバラ。
人は裏切るが、バラは裏切らない。
(バラ依存症にならないよう注意しましょう。)
時々棘でさされるが、水をやると
いつも素直に優しく微笑んでくれる。
バラは私の心の財産、そして宝石。

レディーエアルームさんでした。
では、ここまで読んで下さった方、ありがとう。
Merci beaucoups!
それでは、またね! ごきげんよう!