ヨーロッパの庭園史を築いてきたリーダー国のフランスとイギリス。
バラの種類も張り合っています。 作出された数のランキングでいくと、
やっぱりフランスがトップで次にイギリスかな?(誰か数えてください!)
ヴェルサイユ庭園に代表されるように、かつて、フランス式庭園は幾何学的、
シンメトリーで、見通しがあり、刺繍を施したようなデザインに計画されました。
一方、イギリス庭園は整形式庭園に対して、人間の手を加えながらも、自然な
風景美を形成するよう造形されました。
それで、自分は緑のボーダーに沿って花咲く小さなイングリッシュガーデンに
したいな、と「趣味の園芸」(NHK?)をしております。 あと数本(?)バラを
植えた後、コンパニオンプランツを植えて、芝生も植えて・・・先は長いな。
先駆けて咲きだしたイングリッシュローズも先週から散りだし、新たな蕾を準備
しだしている一方で、デルバールのバラが咲きだしました。
La rose de Molinard
ローズドゥモリナール。 その名のとおり、南フランスの香水の町、グラースの
フラゴナール社と片を並べる香水会社の名前がついているバラ。
ボンボン(仏語でキャンディー)のような甘~い芳しさ。
デルバールのバラを見ていると、やっぱりイングリッシュローズとはまたちょっと
違う、フランスの色合いだなぁと感じます。
地中海式気候でからっとした、南フランスの真っ青な空に映える、発色のいい
澄んだ色合い。
特にローズドゥモリナールのピンクはありそうで、ない色で大好きです。
ラフランスなどソフトピンクのバラとよく合います。
照りのある濃い緑の葉とのコントラストが素晴らしいです。
ま、でも、十人十色でそれぞれ好みがありますからね。
南フランスの色合いはちょっと青みがかかった光を感じます。
乾いたそよ風がそよそよと吹いてきて・・・
グラースで買った水彩画のハガキ。 大切に持っています。
carte souvenir de Grasse
こんな色合いのパレットで庭を描きたいな・・・。