千駄ヶ谷と原宿の間にあるシャビーシックのお店に行きました。
ガーリッシュでソフトな色合いが好きな人は思わず引き寄せられてしまうお店です。
以前、シャビーシックの本を買って、もう15年以上は経ったかと思います。
その頃だったか、かなりブレイクしていました。
イギリス系のアメリカ人デザイナー、レイチェル・アシュウェルが
ウエストコーストで展開したインテリアの世界。
お店の中を巡っていると、目の前にカリフォルニアの海が広がる景色を眺めながら
こんな建物で暮らすのもいいだろうなぁ、なんて想像してしまいます。
ウエストコースト、やっぱりいいよね。
シャビーシックという名前の通り、あえて、ペンキの塗り方とか、一部
はげていたり、欠けていたり、タイルをはがした跡ありで、ヴィンティジ感や
「使いふるしたいい感じ」を味わいとしたスタイル。
ファブリックもわざと脱色して何度も洗ったような色合い。
できたてのピッカピカでない洗練というのか。
まぁ、あえて洗いざらしに作ったジーンズの魅力と似たテーストと言えるでしょうか。
建物でもディズニーシーとか、わざとエイジング加工してありますよね。
ただ、アングロサクソン系の方がフレンチ的なよさを採り入れたスタイルであって、
イコール、フランスのインテリアではないということは言っておきましょう。
フランス人もこういうテースト好きな人結構多いです。
店内のあちこちに柔らかな色合いのお花、バラがさしてあります。
パステルトーンのバラがとても映りのよいインテリアです。
このアメリカンなビッグサイズ、かつ、ふわふわピンクが、何とも言えずいいです。
小さなサイズでピンク色のいわゆるプリンセススタイルは日本にもよくあります・・・
こんなソファでごろんちょ、うとうと居眠りして優しい夢でもみたい。
ふんわり淡くて甘いマシュマロとかシャーベット色って好きかも。
そして、なぜか、あれを思い出しました、あれを・・・。
ふわふわして優しい色合い、ノスタルジックな感じ、共通してます。
コットンキャンディーは万人受けし、子供達が大好きなもの。
なんか幸せ感漂ってて、いいなぁ。
(あ、でもダークな癒しの色合いも好きですよ。 アジアンテーストとか。)
で、お店で、散財の心配のないプライスの、カップなどを買いました。
あまり長くいると、危険なので、もう少しいたいと思いつつでました。
こちらはシャビーシックのイメージにぴったりのラブリーな店員さんが
下さったお花。ふわふわして可愛い上に、とても長い間花持ちしました。
la maison fleurie de roses//
la casa infiorata di rose//
eine kleine rosenheim in tokyo//
バラに囲まれて暮らす家
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dimanche 30 novembre 2014
jeudi 1 mai 2014
サファイア色の輝き
とうとうバラのシーズンが開幕しようとしています。
庭でどのバラが一番先に咲くかと思ったら一番古くからいるサマーレディーでした。
冬も一番遅くまで咲いていましたので、パワーレディー(!)という名前に勝手に
改名しようかと。 しかも、正面からみると15cm、真横からみると12cmの
大きさに開花しました(結構でかい)。
今週、蕾ちゃん達がどんどんふくらんで来週に向けてスタンバっている間に、
美しいインテリアの夢などでも馳せようかしら・・・
私にとって地中海はインスピレーションの源泉。 地中海を見渡すアマルフィの
ホテルルームは素敵だったなぁ・・・
una bellissima camera d' Amalfi
(写真は実際と同じきれいな色がでなかったので残念ですが)
インテリアのカラースキームはミルキーホワイト、ラヴェンダー系ブルーの
濃淡のバリエーション、そしてアクセントでゴールド。
ゴールドに縁取られた三方枠には手描きの絵の入ったラヴェンダーブルーの
両開き框扉。 そしてその扉を押してベッドルームに入って行くと・・・
(これも写真より実際の色の方がもっと素晴らしいのですが)
ベッドヘッドはサファイアのような深い色合いで艶やかな輝きのある布地が
布団貼り使いされています。 天井はヴォールト型で4方向のアーチが頂点で
交わっています。
そして古い味わいがあり飴色をした手作り感のある木製家具。
ちょうどテラスの角にあるお部屋なので窓が2方向についています。
テラスドアの縦長のプロポーションと(天井高もありますが)鎧戸の組み合わせ。
これがたまらなく好きです。 鎧板の間から陽がもれてきて光を調正しています。
このような鎧戸をフランス語ではペルシエンヌと言います。 日差しの強い南仏、
イタリア、スペインの窓辺では重宝します。 また、鎧戸をしめると完璧な暗闇
となり、完璧な暗闇のほうがよく眠れると、よくヨーロッパの方はおっしゃいます。
それで部屋からテラスに出るとどんな景色だったかというと、
ベッドの足側の窓から出ると、アマルフィのリアス式の崖にへばりつく家々と海が
見渡せます。写真の左側は切れていますが、さらに急勾配に登っていっています。
そして、ベッドの横側の窓から出ると、
「も~っ!ここにずっといたいよ~っ!ここで死にます!」と叫びたくなる絶景が
270度広がっているのでした・・・
あっ!そう言えば既にナポリも見たし。Vedi Napoli e poi mori!
でも沢山植えてしまったバラ様達を放っておくわけにいかないわ・・・
ちなみに、このお部屋のバスルームはというと、淡~いラヴェンダーブルーと
ミルキーホワイトの2色使いで手作り感のある大判タイルを床と腰壁に貼ってあり
やはりお洒落でした。
タイルや陶器は全て近くのヴィエトリ村で焼いたものを使っているようです。
ホテルのレストランでお茶した時の、ヴィエトリの陶器です。
素朴な可愛らしさと明るい色合いがチャーミング!
庭でどのバラが一番先に咲くかと思ったら一番古くからいるサマーレディーでした。
冬も一番遅くまで咲いていましたので、パワーレディー(!)という名前に勝手に
改名しようかと。 しかも、正面からみると15cm、真横からみると12cmの
大きさに開花しました(結構でかい)。
今週、蕾ちゃん達がどんどんふくらんで来週に向けてスタンバっている間に、
美しいインテリアの夢などでも馳せようかしら・・・
私にとって地中海はインスピレーションの源泉。 地中海を見渡すアマルフィの
ホテルルームは素敵だったなぁ・・・
una bellissima camera d' Amalfi
(写真は実際と同じきれいな色がでなかったので残念ですが)
インテリアのカラースキームはミルキーホワイト、ラヴェンダー系ブルーの
濃淡のバリエーション、そしてアクセントでゴールド。
ゴールドに縁取られた三方枠には手描きの絵の入ったラヴェンダーブルーの
両開き框扉。 そしてその扉を押してベッドルームに入って行くと・・・
(これも写真より実際の色の方がもっと素晴らしいのですが)
ベッドヘッドはサファイアのような深い色合いで艶やかな輝きのある布地が
布団貼り使いされています。 天井はヴォールト型で4方向のアーチが頂点で
交わっています。
そして古い味わいがあり飴色をした手作り感のある木製家具。
ちょうどテラスの角にあるお部屋なので窓が2方向についています。
テラスドアの縦長のプロポーションと(天井高もありますが)鎧戸の組み合わせ。
これがたまらなく好きです。 鎧板の間から陽がもれてきて光を調正しています。
このような鎧戸をフランス語ではペルシエンヌと言います。 日差しの強い南仏、
イタリア、スペインの窓辺では重宝します。 また、鎧戸をしめると完璧な暗闇
となり、完璧な暗闇のほうがよく眠れると、よくヨーロッパの方はおっしゃいます。
それで部屋からテラスに出るとどんな景色だったかというと、
ベッドの足側の窓から出ると、アマルフィのリアス式の崖にへばりつく家々と海が
見渡せます。写真の左側は切れていますが、さらに急勾配に登っていっています。
そして、ベッドの横側の窓から出ると、
「も~っ!ここにずっといたいよ~っ!ここで死にます!」と叫びたくなる絶景が
270度広がっているのでした・・・
あっ!そう言えば既にナポリも見たし。Vedi Napoli e poi mori!
でも沢山植えてしまったバラ様達を放っておくわけにいかないわ・・・
ちなみに、このお部屋のバスルームはというと、淡~いラヴェンダーブルーと
ミルキーホワイトの2色使いで手作り感のある大判タイルを床と腰壁に貼ってあり
やはりお洒落でした。
タイルや陶器は全て近くのヴィエトリ村で焼いたものを使っているようです。
ホテルのレストランでお茶した時の、ヴィエトリの陶器です。
素朴な可愛らしさと明るい色合いがチャーミング!
jeudi 24 avril 2014
スキャパレッリの世界
だんだん気温が高くなってきて20度を超えたとたん、マイパティスリブームは
一気に休眠期(バラか?)に入ります。
それと入れ替わりにバラ様達のお世話がちょっと忙しくなってきました。
庭にいるラデュレ(バラのほうです)はだいぶ蕾をつけて元気な様子です。
恐ろしい怪物のような(ルーペでみれば)バラゾウムシから蕾ちゃん達を守るため
早朝、薬剤散布をしておきました。
最近エルザ・スキャパレッリの自伝を読みました。
シュルレアルな感覚の曲線と構図のバランスが絶妙な彼女のポートレート。
ショッキングピンクや、後にゴルチエが追随した香水ボトル他、諸々のファッション
を生みだした女性デザイナー。 同時代のシャネルとは好対照でした。
スキャパの空間・・・ビビビッときます!
ロココ、バロック、アールヌヴォー、アールデコ、そして、シュルレアルなアートの
要素が渾然一体となっています。 床にはジャン・コクトーの絵柄のようなモチーフ
のカーペット。 自由奔放で明るいラテン気質を感じます。
シンメトリーなようでアシンメトリーな椅子。
非日常感が漂い魅了されます。
後はテーブルの上にぐにゃりと曲がったダリの時計を置くばかりです。
アリスの不思議な世界のような不思議感、幻想的な感じ、好きです。
コクトーやダリ、ピカビア、デュションと親しく、コラボもしたスキャパ。
ついでですが、ジャン・コクトーと言えば南フランスはマントンに2つ美術館が
あります。 最近できた方はリチオッティの建築。 以前、パリで建築を学んで
いた時、南仏の彼のオフィスで研修をしたなぁ。 なつかしい・・・
一気に休眠期(バラか?)に入ります。
それと入れ替わりにバラ様達のお世話がちょっと忙しくなってきました。
庭にいるラデュレ(バラのほうです)はだいぶ蕾をつけて元気な様子です。
恐ろしい怪物のような(ルーペでみれば)バラゾウムシから蕾ちゃん達を守るため
早朝、薬剤散布をしておきました。
最近エルザ・スキャパレッリの自伝を読みました。
シュルレアルな感覚の曲線と構図のバランスが絶妙な彼女のポートレート。
ショッキングピンクや、後にゴルチエが追随した香水ボトル他、諸々のファッション
を生みだした女性デザイナー。 同時代のシャネルとは好対照でした。
スキャパの空間・・・ビビビッときます!
ロココ、バロック、アールヌヴォー、アールデコ、そして、シュルレアルなアートの
要素が渾然一体となっています。 床にはジャン・コクトーの絵柄のようなモチーフ
のカーペット。 自由奔放で明るいラテン気質を感じます。
シンメトリーなようでアシンメトリーな椅子。
非日常感が漂い魅了されます。
後はテーブルの上にぐにゃりと曲がったダリの時計を置くばかりです。
アリスの不思議な世界のような不思議感、幻想的な感じ、好きです。
コクトーやダリ、ピカビア、デュションと親しく、コラボもしたスキャパ。
ついでですが、ジャン・コクトーと言えば南フランスはマントンに2つ美術館が
あります。 最近できた方はリチオッティの建築。 以前、パリで建築を学んで
いた時、南仏の彼のオフィスで研修をしたなぁ。 なつかしい・・・
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