このところの強い雨続きで、開きかけの蕾や花のついたバラ達は痛い
パンチをくらっていた。
台風、ゲリラ豪雨、突風、ドカ雪、雹。 高温多湿なアジアモンスーン気候、
プラス、異常気象。 バラ達にいくつもの試練が待ち受けていた。
日本の横殴りの雨や風にくたばってしまいそうだった。
はっとした。 「このままでは枯れてしまう!」
何を慌てているんだ! 心を落ち着かせる。
その時、言った。 「立て!立つんだ!ジョー、じゃなくって、バラ達!」
きびしい励ましに、叩かれても叩かれても起き上がる素直なバラ達だった。
な~んて、トモロヲさん口調でナレーションしてみました。
梅雨前のコントゥ・ドゥ・シャンボールをアップします。
Comte de Chambord
開きかけたところ。
黄味の少ないライラックよりのピンクは写真にとると色がとびやすく実際より
白っぽく写っています。
オールドローズは枝がひょろ~っと伸びる割に自立しないようなので、
丸く刈ったツツジの茂みの間にもたれかけさせています。
すると、枝が曲線にたわんでいるので、ツツジの間でお花がボタンを並べた
ようにタテに並んで咲きました。
(写真の上にまだいくつか続いてます。)
ところで、バラ図鑑でバラの名前を見ていると、貴族の称号がついている
ものがちらほらとあるのに気がつきます。 デュシェス・ドゥ・ブラバンとかね。
コントゥ、コンテス、バロン、バロンヌ、デュック、デュシェスなど、
それぞれ仏語で男性名詞と女性名詞です。
でも、なぜかマルキとマルキーズはバラではまだ見かけていません。
ちなみにマルキ・ドゥ・サド、とかマルキーズ・ドゥ・セヴィニエ(ショコラティエ)
が知られてますよね。
コントゥ・ドゥ・シャンボールの他にデルバールのコンテス・ドゥ・セギュールも
植えてあって、どんどん大きくなってます。
では、また、ごきげんよう。