samedi 24 janvier 2015

Raoul et Jean

そして、バラ達は現在休眠しているわけだが、人間は残念なことに休眠も冬眠も
するわけにはいかない。 
バラ作業的には1年で一番いろいろやることがある。
バラ達が麻酔でもかけられたような状態のうちにビシバシ剪定したり、誘引したり、
地植えしたり、移植したりする。 
去年は梅雨の前に移植し、梅雨後に剪定したら天に召されてしまった
イングリッド・バーグマン様のことをよく反省し、移植するなら今だ!とばかりに
あっちこっち移植したり(!)地植えしたりしています。
でもアマチュアが泥だらけになって作業していることについて書いても何の参考
にもなりませんのでやめておきます。
で、スイーツのことでも書くか、というところですが、去年調子こいて(!)スイーツ
をバクバク食べていたらドカーン!と太ってしまったので、これもやめておきます。
ってなわけで、去年デュフィ展に行ったのを思い出し、デュフィの絵についての
話題などでも・・・
デュフィ(1877-1953)は大好きな画家のひとりです。

la Promenade des Anglais aux mouettes - 1929

ニースのイギリス人のプロムナード(それって直訳?)の眺め。
写真を見るよりも鮮明にあそこの空気や色彩、景色が脳裏の中に
よみがえってきます。

l'interieur a la fenetre ouverte - 1928

おおっと!さっきの絵はこんなところから描いてたんだ!という感じです。
ニースの最高のロケーションにアパルトマンでも持ってらっしゃったのでしょうね。
個人的には、モナコよりニースの方が断然好きです。
それにしても、お洒落な雰囲気のインテリア。 いいなぁ~!

30 ans ou la vie en rose - 1931

ここでデュフィの絵にバラ様が登場!
この絵のタイトルって日本的に訳すと、「あれから30年(!)、バラ色の人生」
ではないですか?! あっちも、こっちも、そっちも、どっちもバラ色!
こんなインテリアもいいねぇ~! そして・・・

Jean Dufy L'interieur fleuri - circa 1945

バラ色の次は水色! こんなインテリアで暮らしてみたいな! 
でも、下のサインをよく見ると、ラウルでなくジャン・デュフィになっています。
そう、ラウルの弟ジャンの作品です。
いったい、どっちがどっち?と思うほど、どの絵も似ていて、かと言って真似して
いる感じでもなく、それぞれ素晴らしく、まるで分身人間か?と思ってしまいます。
でも、そう言えば、ルネッサンスの巨匠も弟子に一緒に描かせていたわけで、
普段行動を共にし、同じ環境にいたら、才能があれば、同じように描くことが
できるようになるもんでしょうかね。
こんなインテリアの中でゆったり、のどかな曲でも聴きたくなってきました。

Eric Satie  Je te veux

よ~し!  明日の朝は雑草取りでもするか! 地味な作業・・・ 

mercredi 7 janvier 2015

予想外のマルちゃん

そして、また年が明けた・・・ ってところです。 ボナネー!! なんだねー?
(新年早々、おやじギャグ一発!) 
もう一度、Bonne Annee !!! 本年もよろしくねー!
(仏語と日本語で韻を踏んでるつもり)
去年の今頃はスイーツの記事がマイブームでしたが、一気に太る危険と、
ラデュレやエルメ、シャルボネルはギガ(?)お気に入りですが一気にエンゲル
係数を押し上げる危険に気が付き、去年の5月以来、全く近寄っていません。
(ここ数年、普段食べ物とバラをのぞき、必要なもの以外なるべく物を買わない
ようにしているのでエンゲル係数の高い私。あっ、園芸係数?!もやや高し)
それより、最近、以外にコンビニのスイーツがかなりのレベルになっている
ことを発見!
コンビニにしては高いなと思いながら250円位のケーキを買ってみたら
生クリームとスポンジが超イケていてびっくり!(イケスイーツ)

それで、バラ達は休眠期に入りだしたのだが、なんと予想外にもマルメゾン君が
休眠しないで蕾を付け続け、新芽がどんどん出ているではないか!
12月以降、夜間と雨の日は部屋の中に入れているからでしょうか。



12月から大小の蕾がつき、どんどん膨らんでいって、薄ピンクの雪見大福か、
マシュマロのような感じになりました。
冬のパワー不足で開き切れなかった蕾ちゃんもありました。 
残念なので、花弁を一枚一枚ちぎって数えてみたら140枚もありました。
1月なのにきれいに開いたマルちゃん。 鉢から切ってグラスに挿しました。



Souvenir de la Malmaison
きれいなので、光の当たり具合でニュアンスが変わるところをパシャリと
撮ってみました。
透けるようなミルキー、またはアイボリーホワイトの花弁に淡ーいピンクがかかります。
鉢や地植えで育てる庭バラは、お店で売られている切り花のように完全無欠では
ありませんが、ナチュラルビューティーという言葉がぴったり。
しばしば、まるでドレスでも見ているような印象を受けるのですが、ドレスより
美しく思えます。
バラ図鑑でオールドローズのページを見ると、一季咲きのものがほとんど。 
オールドローズ=一季咲きみたいに思っていましたが、ごく少ないけれど、
マルちゃんみたいな四季咲きもあるということに気がつきました。
ジョセフィーヌの既に亡き後(1814年)、1843年作出のバラなので、当時としては
かなり完成度の高いバラだったのでしょう。
それにしても、そろそろ上がってくる小さな蕾をとって休眠させて、春にむけて
パワーをつけさせないとね。