mardi 28 janvier 2014

ガレット・デ・ロワ

1月にフランスのブランジュリ・パティスリの店頭に金紙の王冠を乗せて
並ぶガレット・デ・ロワ。
折りパイ生地の中にフランジパンと言いますがアーモンドの粉で作った
クリームが入っているのが定番です。
日本でも定着してきてますよね。
そして、そのホールピースのどこかにフェーヴ(豆)と呼ばれる陶器製の
ちっちゃな人形が入ってまして、切り分けた時そのフェーヴが入っている
ピースに当たった人が冠を頭にのせます。


何度か入っていたことがあって、可愛いのですーっと大切に持っています。
男の子の足もとを見るとリムザンと書かれていてリモージュ焼で知られる
地方のことです。 なぜかタンタンのミルーのフィギュアも一緒において
みましたが。(これはフェーヴではありませんよ。)
そして、またもや街を歩いていたら、ふら~っとスイーツに引き寄せられて
リンツのチョコレートショップに入ってしまいました。
そして見つけたガレット・デ・ロワ。


さすがスイスのチョコレートショップだけあって、チョコレートの
ガレット・デ・ロワです。
艶やかなオレンジのコンフィが上にのっています。
そして中のクリームはオレンジの味がきいたフランジパンにビターチョコレート
クリームの二層になっています。
オレンジとビターチョコレートのおいしい組み合わせ!
エルメ、ラデュレに続いて、こちらも将来ホームパティシエになるにあたり
参考になりましたよ~ん!
ところで、バラの剪定やら誘引やら土作りやら今の時期しなければならないのに
まだしていない現状・・・(怠慢こいてるよね?!) そのうちやります!

mardi 14 janvier 2014

ピエール・エルメ vs. ラデュレ

自分の人生を振り返った時、何をたくさん消化してきたか考えてみると、
ケーキ・クッキーやチョコレートの量の割合が他と比べて半端でないので、
肉食、草食、等でグループ分け(?)するとすると、スイーツにとびつく
スイーツ食女子です。 もちろんフランスにおりました時もパティスリと
ショコラはあちこち征服とまでいかなくても、かなりの量を食しました。
やっぱり、トーキョーのピエール・エルメのイスパハンを食したら、ラデュレが
気になります。 どちらもパティスリの華やかさとお値段は横綱級です。
「たまにはいいでしょ」ってところで銀座三越店に行ってきました。


何天井の写真とってんの?って感じですが、モールディングの高さと出幅と
彫りと色の塗り分けはパリレベルなので思わずパチリ。 そしてもう一枚天井。


「かわいいーっ」のが好きな女性の心をとらえるロココなしつらえです。
そしてパティスリはどれにしょうか迷いながら3点ほど買って参りました。


まずはイスパハン。 ぱくりっ! おぉっ! あの懐かしいいつものマカロンの味!
パリを思いだす~っ! フランボワーズ(ラズベリーです)もプリップリ!
(エビではありませんが) そして・・・


ルリジューズ・ア・ラ・ローズ。
ルリジューズ・オ・ショコラやルリジューズ・オ・カフェはフランスのパティスリ
では定番です。 ローズなのがラデュレらしい。
ショコラとカフェはフランスでよく食べたなぁ~。(ちなみにもっと安いですが)
クリームたっぷりでこれもいつものフランスの味!
ぽったりしたクレーム・パティシエール(カスタードクリームの仏語)大好きです。 
ルリジューズとは修道女のことですよ。 そして・・・


ゴージャスなサントノレ。 サクッサクッの生地です。
ピスタシオの淡いグリーンが素敵です。
サントノレもフランスのパティスリーの定番のひとつで、パリの高級ブティック
が並ぶサントノレ通りから来ています。
そう言えば、エルメのお店にはパリ・ブレスト(自転車競技)というこれも定番の
パティスリがありましたが、ラデュレにはおいてなかったような。 
逆にサントノレがエルメにはなかったかしら。
というわけで、ピエール・エルメとラデュレ、どっちが貴方はお好き?
というところでしょうか。
ピエール・エルメの店内は「ラグジュアリー・コンビニエンスストア」という
ワンダーウォールさんのコンセプトでシャープな雰囲気です。
イスパハンにはピエール・エルメの革新的な発想が伝わってきます。
バラという味自体ではなく香りの風味で、ちょっと強い味のものと組み合わせると
簡単に消えてしまうものをライチーという西洋の伝統のお菓子に使われて
こなかったフルーツを使うことで引き出しているアイデアが素晴らしいです。 
クリームの塗り方やバラの花びらの曲線を絶妙に見せる配置も芸術的です。
だけど、「あの懐かしいいつもの味」という点ではラデュレにまた来たくなって
しまうかなぁ・・・
とても好対照なのでそれぞれに楽しませてくれますね。

dimanche 12 janvier 2014

ウィンターレディ

そろそろリアルタイムの庭のバラの花についてはラストの時期になってきました。 
これからしっかり休養をとってもらってまた5月から咲くパワーを蓄えてほしいです。

Summer Lady
サマーレディはドイツのバラで、春からずーっと咲き続けてくれ、
今も蕾をつけている元気な子です。
サーモンピンクでおおらかな高芯剣弁咲き、優しい上品な香りがします。
今はウィンターレディです。
庭に残っている子をついでにもう1つ。


マヌゥ・メイアンは昨年の夏に購入したのですが、この子も相当元気なバラになる予感。
フランスのバラで、夏輝きを増すフューシャピンクで、甘い香りがします。
この子達を切ってきて室内で楽しみます。


ついでにレモンイエローのマレシャル・ニールも切ってきて一緒にしました。
この子はフランスのオールドローズに分類されます。
茎は細いし黄緑の葉っぱはデロ~ンとしてか弱いかのような印象を与えるのですが・・・
以外と結構繰り返し花をつけています。 薄~い花びらが中で何枚もぎっしりと
巻いている抱え咲きで、ずっしりとして細い茎が支えきれず、うなだれて、
あっ、じゃなかった、うつむいて咲きます。 爽やかな香りがします。
別の角度からもうワンショット。


虫が苦手な私にとって冬のバラのいいところは虫に全く煩わされないことです。
また、春から宿敵コガネムシくん(キャ~ッ!)やカミキリムシくん(ギャ~ッ!!)や
その幼虫達(!!!)や、その他もろもろの虫達と戦わなくては・・・ 

mardi 7 janvier 2014

クロード・モネとバラ

だんだん冬の寒さが本格的になってきて、今日は風が冷たいです。
こんな時、心まで寒くならないよう暖かくなる絵を掛けたくなります。

Le Jardin de Monet à Argenteuil 1873

モネがジヴェルニーに住む前の時代の作品です。
バラに囲まれた家。 
幸福な一時をキャンバスの中にとらえて時は止まり永遠になったような・・・
ちなみに、日本の大学の卒論のテーマは「印象派とジャポニズム」でした。
(この後建築に進みました。)
もうだいぶ前になりますがパリの近郊にあるジヴェルニーの庭園にも訪れたことが
あります。
絵に合わせて音楽も暖かいものを選んでシェアしたいと思います。

Edward Elgar Salut d'amour

感動する素晴らしい音色ですね。
心が温まってきた所で A bientot!

samedi 4 janvier 2014

冬のレディヒリンドン

2014年のカレンダーがめくられました。
昨年の初夏に購入したつるレディヒリンドン。 
まだ地植えする場所を検討中で植木鉢に植わったままです。
でもよく繰り返し咲いてくれました。 
夏と冬ではだいぶ色の濃さや大きさが違うんですね。
夏はたくさん蕾がつきましたがクリーム色でやや小さめの花でした。

Lady Hillingdon Climbing
こちらは12月、蕾の数は少ないけれど、一体いつ開くのかな?と思わせながら
ゆっくりと大きくなり色も濃くなって行きました。
なんだか黄色のチューリップみたいです。
バラの蕾にはまん丸にパンパンになって行くものもあれば、高芯咲き系のもので、
縦長に大きくなって行く蕾もあり、見ていて楽しいです。


鉢植えの良い所は気候に合わせてあちこち移動できるところですね。
夏は高温対策が必要ですが、冬は陽がたっぷり注いで丁度よくなる
バルコニーに移しました。
すると花開くペースが進んできました。
この辺でチョッキリ切って花瓶に生けました。


アプリコットイエローが愛らしいです。
つるレディヒリンドンは赤系のレンガの壁に這わせたら、
さぞかし麗しいことでしょう。