vendredi 26 décembre 2014

Hakuna matata!

いよいよ今年も終わりです。 
そろそろ時期的に庭に花咲くバラの話題はつきてきました。

un rosier désert en afrique
こちらはバラはバラでもデザートローズ。 エチオピアだとかアフリカに咲く花。
2月ごろ咲くようです。 バオバブのようなたくましい形をしてますね。
この盆栽を購入して小さな宇宙を観察してみたくなります。

先週思いがけず、劇団四季のライオンキング16周年記念日のチケットをプレゼント
していただき、「えっ!!まだ見てなかったの?」という感じですが、
観劇してきました。
終始、天真爛漫な無邪気さにあふれていてとても良かったです。
舞台も客席もほのぼのとした幸福感に包まれていました。
全ての役や舞台美術が良かったですが、特にヤングシンバとシンバの元気一杯
の歌唱力が素晴らしく思いました。
私的に気に入ったシーンはヤングシンバがティモンとブンバァと手をつないで
陽気にハクナ・マタータと歌いながら踊っているうちに、いつの間にか大きく
なったシンバに変わっているところでした。
なんだかアフリカにも行ってみたくなってきます。
ついでに、というのもなんですが、アフリカのジャングルを描いた
私の好きな画家の絵も思いだしました。

Henri Rousseau (1844-1910)


トロピカルプランツの葉っぱや花の重なり具合が素晴らしい。
とうとう一生アフリカに行くことなしに、パリの動物園に通い続けて描いた
幻想的なジャングルの世界。
不思議で神秘的なストーリーがキャンパスの中に展開しています。

ということで、今、気分はアフリカンモード。
サヴァンナの草原でいろいろな動物を見たい!
エルトン・ジョンのライオンキングの歌でも聴きたくなってきました。


では、来年も ハクーナ・マタータ!♪♪

  

lundi 15 décembre 2014

あれから40年でなく約100年

寒くなりました。 でも日本の冬ってとっても好きです。
夏の超多湿はつらいけど。 
天高く馬肥ゆる冬(秋でしょ)と言う感じで、空が青い晴天の日が多いからです。
ヨーロッパは南はまだいいけど、パリなんか気が滅入る天気がずぅ~っと続きます。
短い秋が終わると、毎日雲に覆われ空が低い日が少なくとも3月までは続きます。
そして、朝は9時位まで暗く、午後は3時過ぎるともう夕方っていう感じ。
メリークリスマスのような陽気な行事がないとどんより暗くて落ち込みやすいような。
でも、そういうアンニュイな感じや色合いが好きな方もいらっしゃいますよね。
かつて多くの印象派の画家達は南の明るい光と色彩を求めて南下して行きました・・・

リアルタイムのバラさん達は一体いつ咲くんだ!と蕾をツンツンこづいてみたり、
触ってみたりして、じれったくなっておりますが、マダムバタフライの蕾は今、
2~3日置きに1つづつ開いているところです。
その度に鉢から切ってきて花瓶にさしてます。

Madame Butterfly
1918年作出で、1912年作出オフィーリアの妹。 あらから約100年(弱)♪!
時間による自然淘汰されずに生き残ったハイブリッドティーの1つと言えましょうか。


まん中の高芯の部分がワインカップの形をしています。
私的にハイブリッドティーの高芯咲きで好きな形は、先に向かって行くに
従いちょっと開いてカーブしたようなワインカップ(グラスでした)の形。
オラールのフラムなんて大好きな形です。
とにかく、まん中の渦巻きが好きなんです。
で、今シュラブローズ全盛期です。  あれから40年♪、ではないですが、
あっちも、こっちも、そっちも、どっちも♪、カップ型ロゼット咲き。
花の中心部がぎっしり花弁で詰まったような形が多い。
デザイン性のあるものって、全て流行りがあるから、逆に40年前は
右も、左も、前も、後ろも♪、ハイブリッドティーと言う感じだったのかもしれません。
イングリッシュローズってとても好きですが、若干、この子の色を変えたら
あの子になる、なんて思う所があります。
HTはロゼット咲きに比べて、花弁の枚数は少なくても、ヴォリューム感
は同様にあります。


花開いた後半はこんな形になります。 なんだか蝶がひらひらしているみたいな
感じで、だからバタフライなのかなぁ?なんて思いました。

mardi 9 décembre 2014

フランスの画家とバラ

すっかり寒くなって、庭のバラはいくつか蕾がついてますが、一度に咲かず
ひとつづつ、かなりスローダウンしたペースで花開いてます。
以外にもスヴニール・ドゥ・ラマルメゾンがたくさん蕾をつけています。
ころころしてますが、なんだかまだ開く気なしって感じです。
ジョセフィーヌ様は冬はこの方(の親戚)を温室にお入れなさってたのでしょうか?
よくわからんから、夜だけ家の中に入れてあげます。
そういうことができるのが鉢植えのいいところですね。 
こいつは何となく梅雨などのダメージを受けやすそうな気がするので、
地植えにしないで、このまま鉢植えで大きくしようと思います。
で、冬の間は(5月に咲きだすので4月まで)バラそのものより、バラ周辺の
ことを話題にします。 
フランス絵画史上でバラを描いた画家は沢山います。
今日は代表的な画家を3人ほど上げてみます(まだまだいますが)。

Pierre-Joseph Redouté(1759-1840)

ジョセフィーヌのもと、マルメゾン城で植物図譜として
バラをはじめ植物の精密画を描いた画家。
芸術として鑑賞するにもとても美しい絵です。
そのバラの絵をいくつか見ていると、まさに今日オールドローズと呼ばれている
花の形です。 まん中が八重咲きというか、ロゼットの花型になっています。

Henri Fantin-Latour(1836-1904)

同じラトゥールでも、と言うのは粗っぽいですが、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール
に比べると、美術史上においては、あまり目立たない存在と言えます。
モネやルノワール、ドガが活躍していた時代にしては、人物の肖像画などは、
かなり保守的な写実の絵です。 しかし、バラなどをモチーフとした静物画
になると、一気に見る人をぐっと魅了する小宇宙がキャンバスの中に広がって
います。
バラを見ると、オールドローズのソフトな色合い、花型がわかります。
でも、ハイブリッドティーのラフランスが作出されたのが1867年なので
ルドゥテの時代に比べると、もうちょっとラフランスよりの花型という
感じがします。 そして・・・

Pierre Auguste Renoir(1841-1919)

年齢的にはほとんどファンタン・ラトゥールと同世代と言えます。
でも、ファンタン・ラトゥールが古典的なのに対し、ルノワールは印象派絵画の
寵児と言った感じです。 
人物画自体に華やかなバラの雰囲気が漂ってますね。


ルノワールというと、優雅な少女や女性達の絵、後半は豊満な裸婦の絵の
イメージがありますが、多作な画家で、バラの絵も沢山描いています。
上の絵は、既にオールドローズと言うより、ハイブリッドティーを想わせる
花型ですね。 この大らかなたっぷりとしたヴォリューム感、暖か~い色合い。
見ていると、寒い冬は温かな気分になります。
やっぱり、庭で咲くハイブリッドティー好きです! レトロ感に惹かれます。
バラと対峙していると、時空を超えた世界に浸っているようで、いいな・・・

dimanche 30 novembre 2014

Shabby Chic Shop à Tokyo

千駄ヶ谷と原宿の間にあるシャビーシックのお店に行きました。
ガーリッシュでソフトな色合いが好きな人は思わず引き寄せられてしまうお店です。


以前、シャビーシックの本を買って、もう15年以上は経ったかと思います。
その頃だったか、かなりブレイクしていました。
イギリス系のアメリカ人デザイナー、レイチェル・アシュウェルが
ウエストコーストで展開したインテリアの世界。 
お店の中を巡っていると、目の前にカリフォルニアの海が広がる景色を眺めながら
こんな建物で暮らすのもいいだろうなぁ、なんて想像してしまいます。
ウエストコースト、やっぱりいいよね。


シャビーシックという名前の通り、あえて、ペンキの塗り方とか、一部
はげていたり、欠けていたり、タイルをはがした跡ありで、ヴィンティジ感や
「使いふるしたいい感じ」を味わいとしたスタイル。
ファブリックもわざと脱色して何度も洗ったような色合い。
できたてのピッカピカでない洗練というのか。
まぁ、あえて洗いざらしに作ったジーンズの魅力と似たテーストと言えるでしょうか。
建物でもディズニーシーとか、わざとエイジング加工してありますよね。
ただ、アングロサクソン系の方がフレンチ的なよさを採り入れたスタイルであって、
イコール、フランスのインテリアではないということは言っておきましょう。 
フランス人もこういうテースト好きな人結構多いです。



店内のあちこちに柔らかな色合いのお花、バラがさしてあります。
パステルトーンのバラがとても映りのよいインテリアです。


このアメリカンなビッグサイズ、かつ、ふわふわピンクが、何とも言えずいいです。
小さなサイズでピンク色のいわゆるプリンセススタイルは日本にもよくあります・・・
こんなソファでごろんちょ、うとうと居眠りして優しい夢でもみたい。
ふんわり淡くて甘いマシュマロとかシャーベット色って好きかも。
そして、なぜか、あれを思い出しました、あれを・・・。


ふわふわして優しい色合い、ノスタルジックな感じ、共通してます。 
コットンキャンディーは万人受けし、子供達が大好きなもの。
なんか幸せ感漂ってて、いいなぁ。
(あ、でもダークな癒しの色合いも好きですよ。 アジアンテーストとか。)
で、お店で、散財の心配のないプライスの、カップなどを買いました。 
あまり長くいると、危険なので、もう少しいたいと思いつつでました。 


こちらはシャビーシックのイメージにぴったりのラブリーな店員さんが
下さったお花。ふわふわして可愛い上に、とても長い間花持ちしました。

vendredi 21 novembre 2014

バラ園芸、手芸、色々

冬に向かってだんだんリアルタイムに蕾をつけているバラが少なくなってきました。
「バラがちらほら咲いている様子は刺繍柄のようだな」、なんて思っていたら、
昔買った刺繍糸を思い出して、奥深~くしまってあった手芸用品の箱を出してみました。


子供の頃、小学校から中学校にかけて、いろいろな手芸がはやるたびに、
材料を買って、作ったものですが、数えてみると10種類以上のものに手をつけていました。
中でもリボンフラワーなどは、リボンだのワイヤーだの電気ゴテだの用具を
いろいろ揃えたものでした。 手芸って、材料がほんとに色とりどりで、そこに
はまっていたようです。 小さい頃から色とりどりなのが大好きでした・・・
(祖父母が手塩をかけた和洋折衷の色とりどりの庭が原風景となっています。)
ずっと眠っていた古い刺繍糸だけど、澄んだ色合いはいつまでも変わらないなぁ、
と思ってよく見てみると、


「あれっ、これってフランス製だったんだ!」、ということに気がつきました。
そこら辺の手芸屋さんで売っていたものですが、この澄んだ色合いは
フランスの色だったんですね。 
小さい頃から印象派の絵にも馴染んでいたし、知らず知らずフランスの色合いに
引き寄せられていたように思います。


こちらは仕事で使っている色鉛筆やマーカー。
色鉛筆はイトーヤさんや世界堂でスイス、ドイツ製のものを買います。
フランス製のものは売ってないというか、フランスでもスイス、ドイツ製のものが
売られていました。 パステルはフランス製。


こちらはだいぶ前にフランスで買った戸外で水彩画を描くためのキット。 
片手の手の平で持てるように、後ろ側に指を入れるリングがついています。
中学から高校にかけて油絵(とデッサン)の教室に通ったものですが、今と
なっては水彩画の方が気軽だし、淡い感じ、透明感が好きです。


フランスには、こんな素敵な水彩画や絵画、風景写真のハガキが街角の
あちこちのお店に売られていて、いつの間にか沢山集まってしまいます。
気候のいい季節に、戸外でこんな感じにさらっと水彩画を描きたいものですね。

vendredi 14 novembre 2014

そよ風のバラ

今週はイヴ・ピアジェが豪華に咲いていました。 繊細系でダメージを受けやすい
のかと思っていましたが、意外とよく咲き、花持ちします。 
そのうち、いろいろあるイヴ・ピアジェシリーズにこりたくなってしまいそうです。
薄いピンクのやクリーム色やワイン色など・・・とても魅力たっぷりのバラですね。
今日はリアルタイムに咲いているバラがないので、また、5月に咲いたバラに
ご登場いただきます。 ゼフィリーヌちゃんです。 よろしく。

Zéphirine Drouhin
しかし、飽きずによくローズピンクが登場するね、っていう感じですが、
いいんです、これだけは好きなものを集めさせてください。
なぜだろう?今まで一度も何かにマニアックになったことは
なかったんですがね・・・好きなものは好きなんです!
で、ゼフィリーヌ・ドル―アン様はオールドローズでつる性があり、
壁に這わせてます。


パレードと似たような色ですが、香りはこちらの方がよく香ります。
パレードは四季咲きですが、こちらはオールドローズの一季咲きです。
花弁数はあまり多くないのですが、ひらひら、フリフリ(ル)して可憐です。
風が吹くと、そよそよと軽やかに揺らぎ・・・ゼファーはそよ風ですから、
そよ風のようなゼフィリーヌちゃんです。
この方も新苗から育てて上手く行って、枯れずに育ち続けてくれています。
だけど、時々梅雨後とかに、ばさ~っと葉を全部落としたりするので、
ドキドキはらはらさせられます。 でも、しばらくすると、またいつの間にか
緑の葉っぱを沢山つけていて不思議なものですな。 まったく!


子供の頃、澄んだきれいな色の刺繍糸で刺繍するのが好きでしたが、
バラを見ていると、ふと、刺繍柄を思い出します。
ピンク系や赤系の他に黄色系もいろいろあるんですが、なかなか咲いて
くれないんです。 来年にでもご登場願いましょう。 
では、Bon weekend!

dimanche 9 novembre 2014

打ち明け話をするバラ

バラの花は春、夏、秋でそれぞれ大きさや形、花弁の枚数、色に変化があり
面白いです。 今日ご登場のバラもその時々で咲く表情がいろいろに変わります。

Confidence
コンフィダンス。 1951年フランスメイヤン社作出のハイブリッドティーです。
フランス語で信頼、とか、打ち明け話という意味があります。
夏はピンクみがなく、クリーム色で咲いていました。 上は9月に咲いた時の写真。
バラ図鑑でみるような薄桃色になってきましたが、結構ピーンとした剣弁型でした。
そして、今週。


それまで剣弁で咲いていたのが、ひらひらっとした、ややフリルががった
半剣弁で咲きました。
弁底に淡い黄色が入っていて、季節よって、そのかかり具合が変わるようです。
果物で言うと、白桃から黄桃手前のような淡い色合いです。
もう一枚。


晴れた日もいいけど、曇った日も優しくしっとりした表情を見せます。
ふわっとひろがり、おおらかで、ちょっとオールドスタイルな感じだけど
優雅なバラです。 そこはかとなく香り立つ芳しさがあり、おしとやか。
そういう女性に打ち明け話をしたくなるのでしょうかね? うふふ?
この晩秋に、後、どのバラが咲いてくれるでしょうか・・・
植え替えだの、剪定だの、寒肥だの、つるバラの誘引だの、これから
寒くなっていく中いろいろな作業が待ってます。
夏の間は散々汗をかき蚊にさされて作業したものですが、今度は寒さと
闘います。 バラ女王様(ご主人様)に翻弄されながらお仕えする
ジャルディニエール(仏語で庭師)でした・・・。

dimanche 2 novembre 2014

フレンチオールドローズ

蕾さん達が大きくなってきてはいるのですが、気温が低くなってきたので、
夏の時のようにぱっと開かず、しばらく蕾のままスタンバっていらっしゃいます。 
なので、ちょっとこの5月に咲いたバラでもアップします。

Louise Odier
オールドローズのルイーズ・オディエ。
オールドローズってデリケートで育てるのが難しいのかと思っていましたが、
植えた場所が良かったのか、ぐんぐん大きくなりました。
しかも大苗からではなく、新苗から大きくなってくれたので嬉しかったです。
新苗から地植えで育てるのって、アマチュアとしては、若干冒険です。
ハイブリッドティーは悲しくもいくつか失敗してしまった経験が・・・。
やっぱり大苗にしとけば良かった~、なんて後で思いました。
でも、デルバールや以外にもオールドローズは新苗でも伸長力があって
植え場所を間違えなければすくすく育ってくれます。(バラはお陽様が大好き)


光の当たる方向により色の表情が変わるのがお花を眺める楽しみの一つです。
オールドローズってバラ図鑑で見ていると、大半の品種がフレンチですね。
バラを国花とするイギリス人の前では言いはばかりますが、やっぱり、
フランスが歴史的に言ってもナンバーワンのバラ大国だ、とフレンチローズ
大好きなジャルディニエールはこっそり心の中で思う・・・。 うふふ? 
もちろんイングリッシュローズも好きだで!
ちなみに、今モンプティジャルダンのバラ品種数国別ランキングは、
№1 フランス 断トツ!
№2 イギリス イングリッシュローズ好きです?
№3と№4 がくっと減って、ドイツとアメリカ。
でした~!
ま、お花の好みは人それぞれってことで、軽く流してくださいね。
(多種多様な価値観に寛容になる時代の日本ですので)
私にとってパンとバラは誰が何と言おうと世界でフランスが一番なんです~っ!!
おっと、いけない、忘れてた!チーズとパティスリーもです!!
ワインは下戸なのでノーコメント・・・


ルイーズ・オディエは中輪でポコポコと咲いてくれます。
左端にちょこっと見える朱色がかったピンクのバラはラデュレです。
ラデュレのラズベリーマカロンとほぼ同じ色をしているので
間違えて食べてしまわないように注意しましょうね・・・

dimanche 26 octobre 2014

アラビアの王女のバラ

バラを通して新たに発見することってありますね。
イングリッシュローズについて書いてあるものを見ると、決まって絶賛する
内容が書かれているバラ。 シャリファ・アスマ。
今ぽちぽち蕾がついているところで一輪咲いたやつをカシャッと撮りました。
エキゾチックな名前のこのバラはアラビア半島、オマーンの王女に捧げられた
バラだそうです。

Sharifa Asma
オマーンの首都マスカットにいつか行ってみたくなりました。


なんかとっても魅惑的な港の風景ですね。
アラジンと魔法のランプの世界のようなアラビアンリゾートってロマンティック!


真正面のシャリファちゃん。 


真ん中の花弁が開いてから見える黄色いしべも可愛いです。
ミツバチになって、真ん中を bzzzz っと飛びまわりたくなります。

ようやく天気が安定してきて、これからの時期、趣味のバラ園芸者としては
いろいろやることがあります。


ウキキキっ! バラのアンチエイジング美容液に続いて、必勝バラ栽培武器を調達!
これでひっかいたり、投げつけたり・・・な~んて手榴弾ではありません。
1つは根を傷つけないクマデ。 これは肥料をやったりするたびにバラの植えてある
表層の土と混ぜ混ぜ、ふかふか耕すのに使う予定。
もう1つは土壌PH測定器! これからの時期、鉢増しをしたり、鉢から地植えに
したりするのに、いろいろ混ぜて作る土のPHが弱酸性に保たれるように使う予定。


でも、受験生が学習参考書を買って安心して読まないのと同じに、
買って安心して使わないということがないようにしないとね。
何か買ってすっかり忘れていたということが時々あります・・・

lundi 20 octobre 2014

フランス女流作家のバラ

2回目の台風が去って、もう来ないって言うことでほっとしています。
今回もバラさん達の葉っぱが痛んだので、アンチエイジング美容液を(?!)やった
ところです。
そして、「やばっ!これ、私の好みに超どストライクかも!」というバラさんが
一輪咲きました。
名前はマダムドゥスタール。 フランスはギヨー社作出のバラです。
すでに蕾の時から美しい。

Madame de Stael
柔らかいクリームイエローから花弁先にしたがってやや濃いめのピンクになって
行く複色のバラです。


開きかけた蕾の丸みが可憐です。 高貴な香りがします。


マダムドゥスタール。 ナポレオン時代の女流作家。
フランスの女性って歴史に名を残す人が多いですね。
この赤と白の2色使いのターバンがお洒落というか、これが決まっているって
すごいことですよね。 
そう言えば日本にもいつもターバン姿の方がいらっしゃるのをふと思い出しました。


陽射しに花弁が透ける透明感が好きです。 水彩画のよう。


まん中にできたボタンアイが彼女の2色のターバンを想わせます。
いつも思うんですが、バラの花って開いた時、ドレスを着た小さなお嬢様という
印象を受けます。
妖精が廻りを飛びまわっている感じがします。
私も小さくなって廻りを飛んでみたい・・・

dimanche 12 octobre 2014

ビバリーヒルズ?のバラ

台風が去ったと思ったらまた台風?
毎年この時期はしょうがないと思いつつバラがダメージを受けないかとっても心配。
こんな時コンサバトリーでもあったらいいな、なんて思う。
鉢植えはひとまずポーチの下や玄関の中に避難させ、地植えのバラは
傘でもずっとさしていてあげていたいと思いつつ、そのままにしておく。
窓から見ているとビシバシ強い風や雨に叩かれ、びゅんびゅん右左に揺れ震える
痛々しいバラさんの姿。
それでもイングリッシュローズやデルバールのシュラブ達は抵抗力があるので
台風後しばらくしてリカバリーしてくれるたくましさがある。
問題はハイブリッドティーや香り高く形が美しくちょっとデリケートな感じのバラだ。
一旦葉を落とすと体力回復に致命傷になる場合があり、スペシャルケアが必要。
こんなことなら最初っから鉢植えで育てれば良かった・・・
品種によって地植えと鉢植えとどちらで栽培するかしばらく様子を見ながら
育てないと、と最近思うようになってきました。
今日のバラはドイツのお嬢さんです。

Beverly
名前はビバリー。 ドイツ、コルデス社2007年作出のバラ。
なんとなくイメージ的にビバリーヒルズに住む金髪のお嬢さんを彷彿します。
甘い香り。 中心に行くほどピンクが濃くなります。
たった一度しか行ったことのない京成バラ園で印象に残ったバラのひとつ。
大きく育って葉が茂ってとっても華やかな色合いでした。 そうなるといいな。

それから、奥様~っ! フランスのマダムご用達の最強美容液でございます!


なんちゃって!^^ わたくしの場合そのようなものに散財している余裕も
なければ、必要(無駄ってこと?)もありません。 
スーパーで売っている化粧水で十分!
それより、このバラさんのための最強美容液を試しにこうてみました。
ちょっとお高いでしたが、台風リカバリー対策として・・・
「色香も鮮烈、素早くきらめく」ですって、奥様!
まるでダメージ肌を回復させるアンチエイジングの美容液のようです。
ついでに、試しにこちらも!!


「最愛の薔薇へ、最高の選択」!
「すべては薔薇のために」!!
なんかとっても情熱的なキャッチ!!!
園芸という泥や肥料と戯れ、虫と戦い、草むしりをする泥臭い一面のある
趣味ですが、パリやビバリーヒルズのマダム気分にさせてくれるようなお洒落な
ディスプレイの土と肥料だわっ!
たまには贅沢も悪くないものです・・・

dimanche 28 septembre 2014

ダーバヴィル家のテス

バラ栽培をしていて感じることは、もともとDNAが割合強い品種とそうでない品種、
そして、同じ品種でも苗又は株自体がもともと強いDNAのと弱いのがある
ということ。
それは自己流で育てている私にとって運にまかせるしかないという感じ。
トホホ・・・
趣味のバラ園芸上級者ではないので、特に新苗のハイブリッドティー育てには
苦労しております。 バラさんはいろいろな菌に敏感です。 
雨が降ると、土のはね返りに菌がふくまれているし・・・ 
枝の切り口も気になってくれば、剪定鋏の消毒も気になってくるし・・・
(以外と心配症なんです)
直接強い雨風や害虫にさらされる地植えには気がかりなことがたくさんある
けれど、お世話をしているのにも拘わらず枯れたら枯れたで成るようにしか
ならない!、と最近は割り切ることにしました。
今は夏からの疲労回復と秋バラモードへの転換期で準備中という感じのバラ達。
なんで夏姿のバラにご登場いただきます。

Tess of the Durbervilles
テス・オブ・ザ・ダーバヴィルズ。
開き切る直前の姿です。 丸いポンポン咲きになっています。 
暑い陽射しの中情熱的な感じです。


こちらは5月のテス。
野趣あふれているのに、はっとする艶やかさのあるバラさんです。
人間に例えると、男性が思わず一目惚れしてしまう美少女とでも
言いましょうか。 香りも素敵です。
今はだいぶ枝が伸びてきました。
やっぱりイングリッシュローズは心配症にならなくてすむので
いいなぁ~!! おおらかに、神経質にならないようにしようっと。

samedi 20 septembre 2014

桃色のほっぺのバラ

いろいろな品種のバラを地植えしてみて、最近わかってきたことがあります。 
アジアの高温多湿で、害虫や菌が発生しやすく、台風、暴風、豪雨、猛暑の
環境に葉を落としながらも、なんとか乗り切って大きくなっていくバラと、
ダメージを受けるとなかなか回復せず株が大きくなりにくいバラがあること。
前者の良い例がイングリッシュローズやデルバール。 後者は21世紀以前作出
のハイブリッドティーだと、つくづく感じます。 温室育ち向きのバラさん達。
そう言えば、フランスやイギリスの王宮にはオランジュリーだのコンサヴァトリー
などと言った温室が一杯あることを思い出しました。 確かにそういうところで
素晴らしい香りのバラを観賞しながらお紅茶でも飲むなんて優雅だな!

今日は健康そうな桃色のほっぺのイメージを浮かべるバラさんにご登場
いただきます。

Brothe Cadfael
花弁が貝殻のようにころんと丸く小さな子のほっぺのようで、とっても可愛い
です。 秋は花弁の枚数は春より減りますが、色は濃くなります。


こちらは5月のブラザーカドフィール。
花弁数が多くてポコポコ丸っこくて中が開ききれないような感じです。
とても良く香るバラさんです。 ちょっと名前がミスマッチな気もします。
マシュマロのようで可愛らしくてパクリと食べたくなる・・・スイーツと
一緒にしないでください!!
イングリッシュローズって育てやすくて香りが良くてべっぴんさんが多くて
いいですね~!!