vendredi 26 juin 2015

黄桃のような白桃のようなバラ

「貴方の一番好きな果物は何ですか?」って聞かれたら何て答えるかなぁ?
まず、苺にはじまって、メロン、桃、マンゴー、そうだ、ラ・フランスだとか
洋梨も超おいしいよね。(一番が沢山ありますが・・・)
果物大好き。
最近、お菓子を見ると赤い危険信号のブザーがビーッ、ビーッて鳴っている
ような気がして、おなかの中性脂肪が気になる今日この頃、
っていうか今までもそうでしたけど。
お菓子より果物のほうが中性脂肪になりにくそうです。

今日はモンプティジャルダンから桃のバラさんを呼んでみよう!
「お~い! ペッシュボンボン!!」
「な~に? 私のこと呼んだ?」

pêche bonbon
前回に引き続き、Delbardのヴィタミンカラーのバラです。
ペッシュはフランス語で桃、ボンボンはボンボンです。 「は?」 
あめちゃん(大阪の人になる)のことでした^^。


この子、いろいろな表情をしているんだよな。
花弁のふちのほうに淡いピンクの絞りがはいってます。
ころっとした形がかわゆし。


何となく印象派の明るくて淡いトーンの絵画を見ているようです。
ぱくっと食べたくなります。 
むしゃむしゃ食べないでください。


お陽様にお顔を向けている姿もいいけど、こうやって、ちょっとうつむいている
姿も奥ゆかし。
房咲きになるんですが、一輪でぽっと明かりが灯ったように花開いている様子を
眺めていたくなります。


最初は黄みがこくて、だんだんクリーム色に退色してゆきます。
初めは黄桃、だんだん白桃になってゆきます。
そうだ。 
日本の桃が大きくて白桃って感じだとすると、フランスの桃は、ちっちゃめで
黄桃って感じ。 
日本は1つ1つ丁寧に育てられて、大きくて食べ応えのある果物が多いですね。

桃の季節ももうすぐやってきます。
私にとって赤信号のスイーツの代わりに青信号の果物を沢山食べたくなってくるのでした。
では、またね! Ciao !

dimanche 21 juin 2015

おじいちゃんのバラ

5月はめちゃ暑かったけれど、梅雨の今、気温的にはしっとりしてますね。
いろいろな種類のバラを地植えで育ててほんの数年経ち、そこで実感したこと。
私にとって一番のハードルはHTを新苗から地植えして立派な株にすること。
樹勢が悪く貧弱な一本立ちの株にしてしまったら、もう致命傷。
HTの新苗以外は比較的うまく育っているんだけどなぁ~・・・
新苗でなくてもHT系(21世紀以前のもの)は、多湿や栄養分に敏感で
それなりのケアが必要。
あくまでも趣味のバラ園芸で、そんなに手間ひまかけていられませんので、
最近はプロの育てた立派な株立ちの大苗に任せることにしよう、
と思うようになってきました。
それも1つの選択肢ですよね。
趣味なんだから気楽にいこう! Take it easy !!
ただ、残念なことに、新苗の在庫はあるけど、大苗の在庫がない品種って
結構あります。(それにもちろん大苗のほうが高いし)

さて、今日は育てるのが超楽で、伸長力抜群、ほっとくとどんどん伸びる
デルバールさんのバラにご登場いただきましょう。

Papi Delbard
デルバールおじいちゃんで~す!
パピはフランス語でおじいちゃんとか、じいじの意味です。
デルバール家のおじい様、つまり、創業者の方かと思います。


大輪なので蕾もふっくら大きいです。
ヴィタミンカラーの元気なバラです。


あれっ、この子よく見ると、下の方がうっすら絞りがかっていますね。
きれいな優しいオレンジイエローです。
香りもフルーティー。


おじいちゃんですが、ふわふわしています・・・。
ルビーグレープフルーツ色。


おじいちゃん達のツーショット。
なぜか東側でなく西側を向いて咲いているのに元気です。
デルバールのお花の色合いは、からっとした気候の南フランスの雰囲気が
漂っていて好きです。
では、また、ごきげんよう!

vendredi 12 juin 2015

ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾのバラ

蒸し蒸しした梅雨の季節に入りました。
今年はいつもより早いので、あわてて、梅の木になっている梅をとりました。
まだちょっと固いようです。
今日は5月に咲いて、これからもまたしばらくしたら咲く四季咲きのバラさんに
ご登場いただきます。

Nicolo Paganini
気がついたらmon petit jardinには濃いピンクや赤色のバラの割合が結構多いようです。
また、今はシュラブ系のバラが全盛期ですが、20世紀作出のHTも好きで、その割合もやや多めかも。
ニコロ君はHTっぽいフロリバンダです。
小ぶりですが整った剣弁高芯の形で咲きます。


背丈は低くコンパクトな樹形です。
ビロードの花弁で深みのある赤です。


左の花は開き切っておしまいのところですが、隣の子の横顔がステキ。
そばにヴァイオリンを弾く天使の置物を置いてみました。



ニコロ・パガニーニのバラを前にキコキコ、ヴァイオリンを弾いてます。
小さな赤いバラが情熱的なパガニーニの曲を思い出させてくれます。
ではパガニーニの曲をシェアさせていただきましょう。



この方、映画では超劇的な弾きかた、表情をされていますが、日本にもそういう演奏スタイルの方いらっしゃいますよね。
でも、そう言った要素は聴衆を楽しませてくれますね。

ニコロ・パガニーニ様でした。 では、また、ごきげんよう。

jeudi 4 juin 2015

ミシュラン三ツ星シェフのバラ

ここでこっそり言うのも何ですが、外食ってあまり関心ないほうです。
ましてや三ツ星レストランなんて、ますますです。
「服を10着も持たなくてもいい」位に思っている方ですが、
食べ物も「体の健康を維持する栄養を含んでいて、そこそこおいしければいい」
方で、積極的においしい物を求めて出かけて行くことはないです。
それに、昔からずーっとスイーツや炭水化物の取り過ぎにより、体や脳内に霧が
かかっていることに気がつきだしたなうの自分。
最近何だかパティスリーにも前のように飛び付くことがなくなってきました。
なんで、三ツ星レストランに行くことはありませんが、三ツ星シェフの名前のついた
バラがモンプティジャルダンで咲きました。

Régis Marcon
レジス・マルコンさんです。 去年の冬ロングポット苗を購入して地植えしました。
その時ロングポット苗と言うものがあることを初めて知りました。
小さくて長いポットに太くて長い根が入っていて、なかなかパフォーマンス
いいですね。
デルバールのバラは概してイングリッシュローズと並んで育てやすい、というか、
育つ気満々です。
すくすく伸びて花もどんどんつきました。


このポッテリした横顔が好きです。 横から見て奥行きのあるバラって好きです。
赤は赤でも濃いピンクみのある赤と言うんでしょうか。
庭でしばらく咲かせておいて、終わりになってきたら、切ってきてグラスにさして
家の中で最後の余韻を眺めて楽しみます。

Regis, Marcon, Yves Piaget, Reine des parfums
ちょうど、レジスさんの他にイヴ・ピアジェやフラムも咲き終わりかけてたので
切ってきて一緒にさしました。
フラムは色があせてくると、ちょうどレジスさんみたいな色になってくるので
どれかわかりにくいですね。
でも、香りについてはフラムはちょっと別格です。
私的には群を抜いた香り、って感じです。


同じものですがもう一枚。
ボリュームのあるバラって、ぱさっと花瓶にさしただけでまあるく形どってくれます。
レジスさんも、私好みのパキッとした色合いで、とても魅了されます。