samedi 21 novembre 2015

ギリシャ神話の女神のバラ

雨が降ったり、やんだりの日が続く中、太った丸い蕾達がようやく1つ1つ
開きだしています。
今年も終わりになってきたバラ達を楽しむと同時に、来年に向けて、
オールドローズなどを徐々に鉢から地植えに植え替えし始めました。
HTだけは地植えに関しては、用心するようになりました。
去年初めて京成バラ園に行った時、HTがあまりにも立派に咲いているのには
驚きました。 太い枝が沢山出ていて、ピカピカの葉は厚く茂り、大きい、
というより巨大輪をたわわに咲かせていました。 
自分が新苗を地植えした貧弱なHTとのあまりの違いにびっくりしました。
これは、最高の日照、風通し、土壌環境と、プロの長年培った技術、スタッフの
日々欠かさない手入れによるものなんだろうなぁ、と思いました。
モンプティジャルダンではとてもこのような分には行かないので、まずは、
HTについては大苗を鉢でしばらく育て、蕾が大きくなってきたら、雨の降る
時は屋根の下に移動して、それなりに大きな花を咲かせて楽しむ方に
切り替えることにしました。(大苗のHTでさえ、4月頃地植えして、9月頃何本か
枯らしてしまったのに懲りた。)
さて、今日は今週咲いたギリシャ神話の女神の名前を持つバラさんに
登場していただきましょう。

Aphrodite
ドイツはタンタウ社作出のアフロディーテさんです。
ソフトサーモンピンク色。 
バラについては個人的には、暖色系のピンク、つまり、やや黄味の入った
ピンクの方が青みを感じる寒色系のライラックピンクより好きです。


確かに、ギリシャのヴィーナスのような大らかでふくよかな美しさがあります。
ドイツのバラって、ピカピカした濃い緑の葉をつけ、病気になりにくそうな元気な
子達が多いですね。 たくましい安心感があります。


こちらは5月のアフロディーテ。 花の形は5月の方が整っているかもね。
何となく求肥とかクリームでも見ているようなたっぷりした滑らかさを感じます。

と言うわけで、ギリシャの女神様のバラさんでした。、
ふと、その昔、芸大出の先生の所に油絵を習いに行っていた中学生の頃、
ヴィーナス(アフロディーテ)やアポロ、アリアス、ブルータスなど、一連のギリシャ、
ローマの石膏胸像を木炭でデッサンしたのを思い出すのであった・・・。

ついでに、今蕾が幾つかついて、一輪、一輪咲いているHTのスナップショットを
アップします。

Grace de Monaco
庭の中で一輪咲いているだけでも、とても華やかで、さすがグレース様です。

Neige parfum et Grace de Monaco
庭から摘んできて、お部屋で愛でて楽しみます。
右はネージュパルファン。 部屋中に香水が漂うようです。
これらの素晴らしいバラを作出したフランスの方々の恩恵を受け感謝しています。
どうか、フランスの人達に早く平和が戻りますよう、お祈りしています。
それでは、ごきげんよう。