samedi 14 mars 2015

コート・ダジュールの色合い

バラの芽吹きがだんだん若葉へと変化しだしました。
真冬に移植した苗達もみんな順調に育ってます。
バラさんは植えてから2、3年間がとっても大事だとつくづく感じます。
その期間をほっとくと細くて樹勢が悪く、樹形も悪いままなってしまいます。
で、バラさんが5月に咲きだすのにスタンバっている間、また、好きな
画家の個展でも開きませふ。 去年はバラが咲いてない期間、パティスリー
の話題がマイブームでしたが、おかげでデブリンこになったので今年は
昔よく鑑賞したフランス絵画リヴァイヴァルでいってます。

Pierre Bonnard (1867-1947) la salle à manger de campagne 1913

前回のヴュイヤールと一緒に初期にナビ派を結成したボナール。 
色合いは後にかなり違ってきます。
これはまさしく南フランスにいて生まれる色合いです。
更に言うとコート・ダジュール。
南フランスでもプロヴァンスに居を構えたルノワールやセザンヌ、ゴッホ。
そしてコート・ダジュールに居を構えたシャガール、マティス、ボナール。
コート・ダジュールはよりイタリアンな色合いがはいってきます。
ボナールはカンヌから内陸に行ったカネという遠くに海が見えるところに定住しました。

fenêtre 1925

デュフィの絵もそうですが、リアルな写真を見るよりも、コートダジュールの
空気や湿度の低い爽やかな気候や光と海風が伝わってきます。

salle à manger sur le jardin 1931

ヨーロッパ地中海地方は、光の具合で日本より、やや影に青みというか紫みを感じます。
スカッとして、透明感があり、光を含んだ、かつアースカラーからくる柔らかな色彩。
コートダジュールにはトロピカルな雰囲気の風光明美な庭園がいくつかあるんですよ。

grande salle à manger sur le jardin 1934

ダイニングから海が見えるのって素敵ですね。
そして、窓を開けると、テラスの向こうに素敵なお庭が広がっているんだよね~。
そんなところで朝、カフェオレでも飲みながら、ぼーっと海を眺めていたい・・・
そしてその庭でバラを育てる、なんてね。
フランスのバラを見ていても、この南フランスの色合いを感じることができますよ。
デルバールのモリナールも今年また沢山咲いてくれるといいなぁ。