雨が降った翌日、蕾だった紅梅が一気に開花しました。
やっぱり、梅や桃、桜は日本の早春、春の花らしくて大好きです。
バラさんも休眠から目を覚まし、だいぶ芽吹いてきました。
冬から春に変わる季節っていいもんですね。
今日はそんな雰囲気を感じるインテリアを描いた画家の個展でも開いてみませう。
Edouard Vuillard ( 1868-1940 ) Madame Vuillard lisant
花柄の壁と人物の着ている服や家具の柄が迷彩のように一体になった絵が沢山あります。
当時、ジャポニズムに結構感化された感じがする構図や影をつけない描き方が
見受けられます。
L’interieur 1904
何となく、当時の流行りのインテリアも垣間見られるようで楽しいです。
フランスの花柄って、小花の下手するとコチャコチャ感がなく、華やぎがあって素敵
なんですよ。 ステンドグラスとかシャンデリアのクリスタル感もあっていいな。
暖炉の上の鏡は金の縁取りだし、さり気ないキラキラ感。
ヨーロッパの家は概して天井が高いので、そのプロポーションに合わせて
モールディングも高さと出幅と凹凸があり立派なもんです。
voiles de genes boudoir 1931
この頃になってくると、若い頃のようなフラットな描き方でもなくなってきて
不思議・・・。
でもやっぱりフェミニンなお部屋ですね。 ブドワーというのは寝室とサロンの間に
ある書き物や読書などするようなちょっとしたお部屋。
昔からあるちょっとリッチなお宅にあります。
テーブルランプの暖かい灯が部屋に広がった感じがいいですね。
それでは、今の時期に何となくマッチする曲でも聴きませう。
印象派とその周辺の画家達が季節の移ろい、空気感や光、情景を色彩で表現
したとすると、ドビュッシーは音で詩情あふれる表現をしていて、とても魅了されます。
それにしても、植物好きな?バラ女子(マンホールやラーメン女子と同)としては、
これから花咲く季節がやってくると思うとワクワクしてくる・・・
バラさん達!あと2カ月弱で出番だよ!