mercredi 12 août 2015

玉虫色?またはちょっとオパール色なオールドローズ

 毎日蒸し暑くて、温めたグミみたいにグンニャリしておりましたら・・・
ポストに行くと、思いがげず涼やかなカタログが入っているのを発見。
そう、昨年頃から、冬のロングポットの大苗をはじめ、京成バラ園の通販にて、
ポツポツと注文し始めたのでした。
届くバラ苗にはいつも小さなリーフレットがついていて、さすが日本最大規模の
老舗だけあって、なるほどなぁ、と思うバラ栽培の注意点などがコンパクトに
まとめられてありました。
で、予期せず、今週京成バラ園の通販カタログが届いたわけ。
開くページ、開くページ、目が覚めるような、きれいなピンクや黄色やオレンジや、
カラフルなバラの写真であふれ返り、かつ写真のクオリティも良く、思わず、
小さな子供のように、両手をあげて「わ~いっ!」と叫んだのでした。 心の中で。
バラ図鑑のように夢を見させてくれるカタログ。
酷暑の中に涼しいそよ風が吹いてきたような感じです。
千葉には日本のロザリアンのための強力な基地がある!と思いました。
(それに千葉はゴルフ場も多いし。 チバジェンヌな暮らし、なんていかが?)

それでは、今日は涼しげなオールドローズに登場してもらいましょう。
「マダム・ジョセフ・シュヴァルツ様! お目みえになって!」

Madame Joseph Shwartz
シュワちゃんみたいに、語源がドイツ語の名前ですね・・・
フランスで1880年作出されたオールドローズ。
ホワイト デュセス・ドゥ・ブラヴァンと言う別名があり、ピンクのデュセス様と
色違い品種らしいです。


最初、まっ白だと思っていたら、ちっこいクリーム色の蕾がいくつもつきだしたなぁ、
と思っているうちに、ある日、パッと開き始めました。
やや波打つフリルがかったクリームホワイトの花弁に光の具合や見る角度で、
微妙に淡いピーチやピンク味を帯びた色合いが乗ります。
ちょっと玉虫色みたいな、乳白色のオパールみたいな印象を受けます。
この子はこの冬どこかに地植えする予定。
オールドローズの中には思いがけず、ヨコにタテに暴れるようにグワ~ンと
大きくなる子が沢山います。
それなりに重量がでてくるので、それを支えられる高さのある壁かフェンスか
木ののそばに植えないとね。
ルイーズ・オディエさんなどは小さい苗のうちは、まさかそんなに大きくなるとは
思ってませんでした。 
今植えてある所は倒れそうなので、この冬移植を検討しております。


それにしても、シュワちゃんは美しいので、思わず同じような写真を何枚も
のせたくなっちゃう・・・
開花したバラはどれも美しいものですが、時々、その美しさにハッと息をのむ
瞬間があります。
日々、小さな驚きや感動を与えてくださるバラさん。 
お仕えしたくなっちゃいま~す!
やっぱり夏は白系のバラが楚々としていいな・・・
では、またね! ごきげんよう!