mardi 15 septembre 2015

セーヴル焼きピンクのバラ

先週は一昼夜の間にまさかのことが起きてしまいました。
ここ数年、様々な大きな自然災害に見舞われている日本。
地震、洪水、台風、土砂滑り、竜巻、火山噴火・・・
昔はマイルドな気候の国だと思っておりましたが・・・。
過去のことになりつつあるような。
住宅も船や飛行船のような造りにすることを考えてしまいました。

昨日あたりから「夏は終った」感が漂っています。
バラも夏の顔から秋の顔になりつつあります。
今日は18世紀の麗しいマダムの名前がついたバラさんに出てきて
もらいましょう。
「ポンパドゥール侯爵夫人!」

Delbard Rosier Pompadour
ポンパドゥール様は夏も元気に咲きますが、個人的にはこの方の夏のお顔は
あまり好きではありません。 かなりぎざぎざした感じが強くなった形になります。
真夏きれいな形で咲くバラって少ないですよね。
あと、この方の花色の紫味がとても強くなった時もあまり好きではありません。
(いちいち文句多いな!)
明るい色が抜けて紫や青みが微妙に強くなったバラって苦手なんです。
「あなた、顔色悪いけど具合悪いの?だいじょうぶ?」なんて聞いてしまいそう。
まぁ、好みは人それぞれなので、軽く流して下さいね。


こんなお顔なら好きです。


真正面から見るとこんな感じ。 こちらのお顔も好きです。


植えてそんなに経っていないのでまだ花数は少ないです。
来年に期待したいな。
ところで、ローズはフランス語でバラでもあり、ピンク色でもあります。
ローズポンパドゥールというとポンパドゥールピンクと言う意味です。

Sèvre rose pompadour
セーヴル焼きのポンパドゥールピンク。 
セーヴルはパリ西郊外にある町でヴェルサイユにも近いです。
ポンパドゥール夫人(1721-1764)はここの陶器作りに助力され、陶器産業が
盛んになりました。
1700年代のものがアンティークとして壊れないで残っているってすごいですね。
陶器って手を滑らしたらガチャ~ンと粉々になってしまいますからね。
私にはとても買えない0の沢山ついたお値段です。
ポンパドゥールピンクのティーカップとお皿でお紅茶を飲み、パティスリーを
いただく夢でもみましょう。
それでは、また!ごきげんよう!