mardi 14 janvier 2014

ピエール・エルメ vs. ラデュレ

自分の人生を振り返った時、何をたくさん消化してきたか考えてみると、
ケーキ・クッキーやチョコレートの量の割合が他と比べて半端でないので、
肉食、草食、等でグループ分け(?)するとすると、スイーツにとびつく
スイーツ食女子です。 もちろんフランスにおりました時もパティスリと
ショコラはあちこち征服とまでいかなくても、かなりの量を食しました。
やっぱり、トーキョーのピエール・エルメのイスパハンを食したら、ラデュレが
気になります。 どちらもパティスリの華やかさとお値段は横綱級です。
「たまにはいいでしょ」ってところで銀座三越店に行ってきました。


何天井の写真とってんの?って感じですが、モールディングの高さと出幅と
彫りと色の塗り分けはパリレベルなので思わずパチリ。 そしてもう一枚天井。


「かわいいーっ」のが好きな女性の心をとらえるロココなしつらえです。
そしてパティスリはどれにしょうか迷いながら3点ほど買って参りました。


まずはイスパハン。 ぱくりっ! おぉっ! あの懐かしいいつものマカロンの味!
パリを思いだす~っ! フランボワーズ(ラズベリーです)もプリップリ!
(エビではありませんが) そして・・・


ルリジューズ・ア・ラ・ローズ。
ルリジューズ・オ・ショコラやルリジューズ・オ・カフェはフランスのパティスリ
では定番です。 ローズなのがラデュレらしい。
ショコラとカフェはフランスでよく食べたなぁ~。(ちなみにもっと安いですが)
クリームたっぷりでこれもいつものフランスの味!
ぽったりしたクレーム・パティシエール(カスタードクリームの仏語)大好きです。 
ルリジューズとは修道女のことですよ。 そして・・・


ゴージャスなサントノレ。 サクッサクッの生地です。
ピスタシオの淡いグリーンが素敵です。
サントノレもフランスのパティスリーの定番のひとつで、パリの高級ブティック
が並ぶサントノレ通りから来ています。
そう言えば、エルメのお店にはパリ・ブレスト(自転車競技)というこれも定番の
パティスリがありましたが、ラデュレにはおいてなかったような。 
逆にサントノレがエルメにはなかったかしら。
というわけで、ピエール・エルメとラデュレ、どっちが貴方はお好き?
というところでしょうか。
ピエール・エルメの店内は「ラグジュアリー・コンビニエンスストア」という
ワンダーウォールさんのコンセプトでシャープな雰囲気です。
イスパハンにはピエール・エルメの革新的な発想が伝わってきます。
バラという味自体ではなく香りの風味で、ちょっと強い味のものと組み合わせると
簡単に消えてしまうものをライチーという西洋の伝統のお菓子に使われて
こなかったフルーツを使うことで引き出しているアイデアが素晴らしいです。 
クリームの塗り方やバラの花びらの曲線を絶妙に見せる配置も芸術的です。
だけど、「あの懐かしいいつもの味」という点ではラデュレにまた来たくなって
しまうかなぁ・・・
とても好対照なのでそれぞれに楽しませてくれますね。