jeudi 1 mai 2014

サファイア色の輝き

とうとうバラのシーズンが開幕しようとしています。 
庭でどのバラが一番先に咲くかと思ったら一番古くからいるサマーレディーでした。 
冬も一番遅くまで咲いていましたので、パワーレディー(!)という名前に勝手に
改名しようかと。 しかも、正面からみると15cm、真横からみると12cmの
大きさに開花しました(結構でかい)。 
今週、蕾ちゃん達がどんどんふくらんで来週に向けてスタンバっている間に、
美しいインテリアの夢などでも馳せようかしら・・・
私にとって地中海はインスピレーションの源泉。 地中海を見渡すアマルフィの
ホテルルームは素敵だったなぁ・・・

una bellissima camera d' Amalfi
(写真は実際と同じきれいな色がでなかったので残念ですが)
インテリアのカラースキームはミルキーホワイト、ラヴェンダー系ブルーの
濃淡のバリエーション、そしてアクセントでゴールド。
ゴールドに縁取られた三方枠には手描きの絵の入ったラヴェンダーブルーの
両開き框扉。 そしてその扉を押してベッドルームに入って行くと・・・


(これも写真より実際の色の方がもっと素晴らしいのですが)
ベッドヘッドはサファイアのような深い色合いで艶やかな輝きのある布地が
布団貼り使いされています。 天井はヴォールト型で4方向のアーチが頂点で
交わっています。 
そして古い味わいがあり飴色をした手作り感のある木製家具。


ちょうどテラスの角にあるお部屋なので窓が2方向についています。
テラスドアの縦長のプロポーションと(天井高もありますが)鎧戸の組み合わせ。
これがたまらなく好きです。 鎧板の間から陽がもれてきて光を調正しています。
このような鎧戸をフランス語ではペルシエンヌと言います。 日差しの強い南仏、
イタリア、スペインの窓辺では重宝します。 また、鎧戸をしめると完璧な暗闇
となり、完璧な暗闇のほうがよく眠れると、よくヨーロッパの方はおっしゃいます。
それで部屋からテラスに出るとどんな景色だったかというと、


ベッドの足側の窓から出ると、アマルフィのリアス式の崖にへばりつく家々と海が
見渡せます。写真の左側は切れていますが、さらに急勾配に登っていっています。
そして、ベッドの横側の窓から出ると、


「も~っ!ここにずっといたいよ~っ!ここで死にます!」と叫びたくなる絶景が
270度広がっているのでした・・・
あっ!そう言えば既にナポリも見たし。Vedi Napoli e poi mori!
でも沢山植えてしまったバラ様達を放っておくわけにいかないわ・・・
ちなみに、このお部屋のバスルームはというと、淡~いラヴェンダーブルーと
ミルキーホワイトの2色使いで手作り感のある大判タイルを床と腰壁に貼ってあり
やはりお洒落でした。 
タイルや陶器は全て近くのヴィエトリ村で焼いたものを使っているようです。


ホテルのレストランでお茶した時の、ヴィエトリの陶器です。
素朴な可愛らしさと明るい色合いがチャーミング!