mardi 13 mai 2014

キャスリン

気温がだいぶ上がってきて、バラの蕾が順々に開花しています。
まずはキャスリンからアップしましょう。

Catherine Morley
ふんわりと清らかで優しい姿のお嬢様。
どこかはかなく、繊細な美しさ。
陽の光に透ける薄い花弁がいくつも重なりあい、近くで眺めると
こんなにたくさん花弁をつけて咲いてくれてありがとう、と
そっと、ささやきたくなる感じです。


バラ百科の本には、バラの命名権を得た父親が18歳で世を去った娘の名前を
つけた、と書いてあります。
娘がバラの精となって毎年々こんな美しい姿で咲いてくれるなんて・・・
胸を打たれます。
身近な人をなくし、でも、花を咲かせる樹木となって、毎年その花が咲くたびに
微笑んで見守っていてくれているような・・・


バラって、いろいろデリケートで、面倒をみないとだめな樹木ですが、
やっぱり繊細な美しさに魅了されてやみません。