samedi 9 mai 2015

軍曹のバラ

バラって貴族の称号がついているものがいろいろありますが、
時々、キャプテンだの、マレシャルだの、海軍や陸軍の軍曹と思われる
名前もついてますね。
オールドローズのニエル軍曹のバラが咲きました。

インターネットでたまたま Die namen der rosen (ドイツ語でバラの名前)
と言う、いろいろなバラの名前の由来を説明しているサイトを見つけ、そこに
ニエル軍曹のポートレイトがのっていました。


まるでヴェルサイユのバラにでてくるような軍服を着てらっしゃいます。
かっちょいいと言えば、かっちょよくないですか? 何か渋くて素敵。
ニエル軍曹はびしっとしていますが、バラさんの方はどっちかというと、
でれ~んとしてます。 要するに自立してません。
こりゃ、大丈夫かな?とためらったのですが、思い切って地植えにしてあります。
勢いあるバラの葉のイメージっていうと、やや濃い緑で厚めの照り葉で、
上に向かってピーンと伸びてる感じですよね。
しかし、ニエルさんの場合は、黄緑色の透明感ある葉っぱが、重力の法則に従い
下に向かってひらひらしています。 そして茎は細い。
だけど、ひょろひょろと伸びるんで、ねむの木の幹の二股になっている所に
とりあえず、ぐるっとまわしてかけておきました。(ロープか?) すると・・・


重力の法則に従ってたはずなのに、4月半ば頃から重力の法則に反発した蕾が
どんどんつきだしました。
まるでシャンデリアの電球のように、枝の輪っかの廻りにぐるっとつきました。
お外の空中シャンデリアも悪くないわね!
そして、5月に入って、初夏のような日が続き、一斉に開きだしました。

Maréchal Niel
初めはレモンイエローだったのが、だんだん濃いバター(大好き)のような色に
なってきました。


こいつ達は雨が降ると、ぶしゃ~っとなるんですが、運よくずっと雨が降らなかった
ので開ききってくれました。 
花弁数が多いので、コンディションが悪いと開き切らないことがままあります。


「がんばったな、おまえ達」、なんてほめてあげたくなります。
ティー系のレモンのような香りが爽やかなニエル軍曹のバラでした。