vendredi 15 mai 2015

初の西武球場へ行ってきました

GWは初夏のようだと思ったら、今は夏のような天気が続いてます。
mon petit jqrdin の CEO としては、ヨーロッパやアメリカ出身のバラさん達に
このアジアの高温超多湿な気候に順応してもらうしかない、と葉っぱを
かけているところです。(葉っぱはついてるから、いらないか・・・)
とにかく、水のやりすぎ禁物、肥料は少なめに、薬剤散布は必要最小限に、
と日本でたくましくサバイバルしてもらうため、しつけようとしているところ。

去年の今頃は人生初(おおげさ)の京成バラ園を訪問をしましたが、今週は
人生初(おおげさ)の国際バラとガーテニングショーに行ってきました。
西武球場に来るのも人生初。


あら、この膜屋根ステキ! すっきりした曲線のライン、私好み。
でも、その下を見ると、なんだかエレガントな雰囲気のバラ展というより、
「一体何の物産展をしているのかしら?」という印象。
おみやげ屋さんぽい。(辛口・・・)
場内をぐるっとひとまわりして気がついたことは、この急な暑さで
バラの女優さん達、ややお疲れ気味?
「お水ちょうだいっ!」って言っている声が聞こえそうです。
それに 「私達女優さんなのよ!このライトは何?メタルハライドランプでは
せっかくの美貌がだいなしだわっ!」という声も聞こえてきそうでした。
庭の自然光であんなに輝いているデルバールのバラ達も残念ながら、
白い光でちょっと色がさめてみえました。


私の中では、ここがNo.1でした。
長さに沿って、赤と深い緑と小花の白の統一感が非常に美しい。
C'est très élégant, Monsieur Borniche!


この球場の膜屋根とのコントラストもよく考慮されています。
都市景観計画についても同じことが言えるのですが、フランス人の空間の構築の
仕方が感じられました。 マクロコスモスの中のミクロコスモス。 
ヨーロッパの町は高い所から全体を見下ろした時美しくまとまっていますよね。
日本人はまず個々の細部からはいり、全容とのバランスは気にしない傾向があります。
近くでみると、とてもかわいいけど、遠くから見ると、ぼやけがちだったり、
奥行きを表現するより、平らにぺたぺた並べがちだったり・・・。
(ま、軽く流して下さいね。)


このドアや木のセンス良い塗り色が花の色を引き立てていますね。
展示の前に立っていらっしゃったので、少しお話させていただきました。
何と、日本のバラが一番なのだそうです。 日本のバラというのは、
ヨーロッパの種類にしても日本で育てられたバラのことです。
そこは日本人のきめ細やかさですよね。 
確かに日本のバラ愛好家は日本のプロのバラ生産者さんの恩恵を受けて
いると思い、感謝しています。
バラとゴルフを身近に楽しむ環境が整っているんです、日本は。

ちょうど3時になって、デルバールの社長さんと大野耕生さんのバラトークが
あったので聞いてきました。
お二人共なかなか良いことをおっしゃってらっしゃいました。
最後に Arnaud Delbard 氏がジャルディニエが喜ぶバラをたくさん
創って行きたい、といったようなことをおっしゃっていました。
豊かな農業国であることを誇りに思っているフランス人にとって
バラは大地に植える庭バラが原点なんだな、と思いました。
Vive les jardiniers(ères) et vive les rosiers dans le jardin!!!

おまけ。 皆さんボーニッシュさんと一緒に写真をとられていたので、
私もとってもらっちゃいました。