mercredi 22 juillet 2015

良き時代のアメリカを思い起こす名前のバラ

毎日暑いですね。 暑さに高湿度が加わると辛いです。
でも、この「蒸し暑い夏が大好き」、という方もいらっしゃり、その人達に
共通点があるように思えます。 
それは、どちらかと言うと、筋肉質でよく日に焼けているタイプ。
(ま、軽く流して下さい。) 筋肉なしの私は蒸し暑さにぐったりしてます。

なので、今日は情熱の赤ではなく、涼しめのバラに登場してもらいましょう。

California dreamin'
カリフォリニア ドリーミン(ぐ)です。
白い花弁にはっきりしたピンクの縁どりがはいります。
沢山咲きませんが、一輪、一輪、丁寧に咲いてくれます。
大輪で香りもよし。


このバラの名前に自分の17、8の頃を思い出します。
生まれて初めての海外生活として、アメリカはカリフォルニア州に
高校交換留学プログラムで1年ほどホームステイしたのでした。
人口5000人ほどの小さな町の公立高校。
男子はフットボールの選手がスターで女子はチアガール。
皆フットボールの試合とか、ボーイフレンド、ガールフレンドのことで頭が一杯。
16歳にして妊婦だったり、赤ちゃんを学校に連れてきている女子生徒も
いました。 いつもポップミュージックがかかっていて、家族での食事は
しばしばドライブスルーで買うファーストフード。 サイズは日本の倍。
アイスクリームやポップコーンはバケツの大きさの容れものに入っています。 
カルチャーショックを受けましたが、終わりの頃にはすっかり慣れて、逆に
日本に戻ってから、再カルチャーショックにかかったものでした。
アメリカでは、外向的、社交的な性格が好ましいとされる、とホストファミリーは
言っていました。
アメリカに行く前は、ピアノの演奏や、美大に進むつもりで油絵やデッサンに
励んでいた自分でしたが、このアメリカ滞在で、ピアノや絵など内省的なこと
をするより、もっと社会に目を向けなければ、と18歳なりに思うようになり、
日本に帰ってきて、美大志望だった進路を変えてしまったのでした。
ティーンエイジャーだった自分の人生に大きな影響を与えたアメリカの一年でした。
アメリカの高校の授業は運転を習う授業とか、料理とか実践的なものが
たくさんあって、それはそれで楽しかったです。
音楽の授業では、ピアノの伴奏をしていました。 その時、
カリフォルニアドリーミンの曲を習ったのでした。



アメリカにしては哀愁漂うメロディー。
この頃の時代のアメリカが良かったのかな・・・、な~んてね。

では、また!Ciao!!